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- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003340615
感想・レビュー・書評
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ペロポネソス戦争を描いたトゥーキュディデースの作品。
これを読むとペロポネソス戦争は政治史であることがよくわかる。自国民や他国民に対する演説も会戦での勝利と同様に大きなファクターとなっている。逆もまた然りで、武力なきポリスの悲哀もまたある。
ペロポネソス戦争の前史にあたるペルシア戦争はヘロドトスの歴史があるが、歴史の方がより抒情的で読み物としては読みやすい向きもあろう。それに比すれば戦史はより歴史書的である。しかし、能う限りの情報をもとに描かれる戦闘や演説の描写は臨場感に溢れる。
政治史の古典として必読の書といえよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
当時のギリシア人がこれほどまでに地政学的な考え方をしていたとは。
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ペロポンネソス戦争開戦直前から開戦後アルキダモス戦争前半までの記述。
2009年1月24日再読
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