インディアスの破壊をめぐる賠償義務論: 十二の疑問に答える (岩波文庫 青 427-9)
- 岩波書店 (2024年3月19日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003342794
感想・レビュー・書評
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16世紀に始まった「エンコミエンダ」はインカの人たちを奴隷のように扱う代わりにキリスト教の教化を義務づけたスペイン王室の制度である。コンキスタドールたちの征服・支配について賠償義務があるとするラス・カサスの意見はもっともだが、一方的な一神教の教化や改宗の是非については触れられていない(気がする)。彼はカトリック司祭でドミニコ会員だったから仕方ないとはいえ、その点がずっと気になっている。
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