十八世紀パリ生活誌 下: タブロー・ド・パリ (岩波文庫 青 455-2)
- 岩波書店 (1989年7月17日発売)
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感想 : 5件
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- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003345528
感想・レビュー・書評
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新書文庫
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当時のパリ風俗について書かれているが、「教育問題(特に外国語教育)」や「税金問題(富裕層が優遇されている)」などを読むと、現代もさほど進歩していないのがわかる
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目次
4 食の世界(食通
中央市場
菓子屋・焼肉屋
牡蛎
四旬節中の肉料理 ほか)
5 モードと文化(モードを売る女たち
お作法の先生
黒人の子ども
小学校
経験医 ほか)
6 司法・警察・税金(裁判所
商事裁判所
民事代官屋敷
代訴人・執達吏
公証人 ほか) -
メルシエの辛口批評による描写を、頭から丸々信じていいものやら悪いものやら。
本としては良書だけど、コレをコレとして100%真に受けてしまうとダメかも知れない。
あくまでも、メルシエの感情を通過して描かれたパリ。手に取りやすい本だとは思うけど、だからこそ尚更他の風俗史も並列して読まなければならないのではないかしらー?
でも結局、パリってカオスだから面白いんだよなぁと思うんだけどね。だからこれはこれで良いんだよ。うんうん。
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