ニールス・ボーア論文集 1 因果性と相補性 (岩波文庫 青 940-1)
- 岩波書店 (1999年4月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003394014
作品紹介・あらすじ
原子構造の解明から量子力学の形成と発展、原子核研究の開拓、核分裂の理論的解明と、20世紀物理学をリードしてきたニールス・ボーア(1885‐1962)による量子力学の基礎づけと解釈をめぐる論文集。ボーアの理論と哲学は、アインシュタインとの論争、多くの物理学者たちとの議論のなかで、形づくられ練りあげられていった。
感想・レビュー・書評
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アインシュタインとの論争を含めた、ニールス・ボーアの量子力学論文集。
20世紀初頭に出た量子力学は、シュレジンガーの猫やら、粒子性と波動性の2面性やら、不確定性原理やらで、それまでの古典物理学や一般常識とかけ離れていて、さぞかし当時は面食らったろう。
アインシュタインが「神はサイコロを振らない」と言うのもうなずける。
が、このボーアの論をじっくり読んでみると、なんとなく分かった気になってくる。
「測定はそれ自体対象に影響を与える」との説明にはうなずかされた。
難しいし、論をきちんと追うのは骨が折れる。けど、面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山本義隆が集めた論文を翻訳したものである。最初の方は数式が出てくる。解説のボリュームが大きい。横文字で小さいが意外と読みやすい。教養である。栗原のおすすめ本。スマホ版ではこの書籍が出てこない。
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本棚の飾りと化している未読本。購入詳細不明。
2013/11/16〜12/20
永遠に飾りにしておくのは何なので意を決して読む。有名なボーアとアインシュタイン論争関係の著作がまとめられている。が、やはり難しい。少なくとも、通勤電車内で読む内容ではなかったな。
二巻も飾りとして購入してあるが、そのうち気が向いたら読んでみよう。 -
¥105