から騒ぎ (岩波文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003725092

作品紹介・あらすじ

「確かに私はあらゆる女性に愛される、あなたは別だが」──アラゴンの貴族クローディオーとメシーナの知事の娘ヒーローは、互いに好意を寄せる仲。ベアトリスとベネディックは、会えば必ず激しい舌戦。シェイクスピア喜劇、屈指の機知溢れるやりとりで、二つの対照的な恋を描く。その台詞の躍動感をいきいきと正確に伝える新訳。

感想・レビュー・書評

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  • 純正恋愛喜劇だった。"Much Ado About Nothing"、すなわち「大したことでないことに大騒ぎ」というトピックが顕著に表れている作品だった。プロタゴニストとアンタゴニストの対比構造が明示されており、「喜劇」が映えていた。個人的には、作品に登場する台詞が刺さった。「どうせ悲しい人の世ならばせめて楽しいふりをしよう。」また恋愛に関する温かい台詞、キャラクターが作品自体の雰囲気を温かくしていた。

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著者プロフィール

1564-1616。イギリスの劇作家・詩人。悲劇喜劇史劇をふくむ36編の脚本と154編からなる14行詩(ソネット)を書いた。その作品の言語的豊かさ、演劇的世界観・人間像は現代においてもなお、魅力を放ち続けている。

「2019年 『ヘンリー五世 シェイクスピア全集30巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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