- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004130802
作品紹介・あらすじ
先進諸国から貪欲に学びつつ、原始から現代まで、社会と文明を断絶することなく発展させてきた日本の歴史は、世界史の中の一異彩である。この歴史の変革の原動力はどこにあるのか。他民族の歴史との共通性また特殊性はどんな点か。独自の歴史観に貫かれた、定評ある日本通史。上巻では縄文期から鎖国と封建制の成立までを扱う。
感想・レビュー・書評
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高校教科書と似たような記述。
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(1971.07.17読了)(1971.06.20購入)
*解説目録より*
日本列島の中で、くりひろげられてきたわが民族の歴史―それは、われわれの過去であると同時に現在であり、また未来ともつながっている。特に、維新以後の急速な発展は、世界史上の一つの「謎」であったが、そのような今日の日本国をつくり上げてきた原動力はどこにあるのか。この設問をもって本書は書かれた。戦後歴史学の成果に立脚しつつ独自の歴史観によって貫かれた好個の概説書。
☆井上清さんの本(既読)
「条約改正」井上清著、岩波新書、1955.05.20 -
古代から江戸時代初期までの日本の歴史がまとまっている。
教科書的な叙述ではなく、歴史学者としての学術論文的な
記述になっているためか、全てがスラスラと入ってくるわけではないが、
ともすれば美学的な面ばかりが強調されがちな日本史の負の側面を
きちんと正面から捉えた記述に新鮮さを覚える。(例えば、聖徳太子について)
現代、未来の歴史を論じる上でも必要になるであろう視点、観点が
豊富に含まれており、大変ためになった。