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- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004303558
感想・レビュー・書評
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日本は地殻変動が活発でしかも高温多湿という、遺跡や化石の保存環境としては厳しいものだろうと思う。
それでも毎年のように新しい発見がニュースを賑わせるのは、科学技術と保存技術の進歩の賜物だ。科学とそれを応用しようと思いついた人々のおかげで、素人目には何の変哲もない土の塊からたくさんのことが読み取れるようになった。
昔の人も、まさか千年以上後の人類がトイレの場所や食事内容を特定するとは夢にも思わなかっただろうな。
今後も、科学の発展とともに分かることが増えていくのだろう。とても楽しみだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
発掘を科学する 田中琢、佐原真 編 1994/10/20 第一刷発行
はじめに
1、動物の骨からなにがわかるか
2、脂肪酸が示す世界
3、トイレの考古学
4、年輪から歴史を読む
5、稲作の起源を求めて
6、発掘人骨が明かす古代家族
7、遺跡調査の科学
8、地震考古学の誕生
9、コンピューターの活用
10、須恵器と埴輪の産地をさがす
11、漆のルーツを求めて
12、建物や石室の健康診断
13、文化財保存のための科学
おわりに
memo
秋田県鹿角市の環状列石:二重の石の環
東大寺南大門の仁王像、1203年3月から11月のあいだに造られる。
プラント・オパール、焼畑陸稲:宮崎県須木村
埼玉県行田市の稲荷山古墳
漆のDNA
良い錆と悪い錆