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- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004304616
作品紹介・あらすじ
各時代の文学が、どのようにこの川を舞台に生かしてきたか、また先行作品と響きあっていたか。川端、芥川、荷風、鏡花らの近代作家、黙阿弥、南北、芭蕉ら江戸の劇作家や俳人、そして中世以前では軍記物、紀行、能から和歌、物語まで、時代をさかのぼって、名作・名場面を古典研究の第一人者が案内する。文学を歩んでみたくなる好著。
感想・レビュー・書評
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構成の妙。近現代から近世、中世と時代を遡って隅田川が舞台となる文学作品があったかを明らかにしていく。そして先行作品をどのように作品の中に取り込んでいったかを明らかにしている。
江戸の文学作品では、鎌倉の稲瀬川が隅田川の偽装でであり、鎌倉幕府が当世の幕府になるという構造。ちょっと面白い。稲瀬川を含めた鎌倉が文学の中で生きていたとはね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
13/11/03、神保町・澤口書店で購入(古本)。
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