- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004304678
作品紹介・あらすじ
満州からの引揚げ後、ジャズ・ピアニストの道を歩み出した少女は、才能と幸運に恵まれて、一九五六年、憧れの米国留学を果たし、本場ニューヨークで注目を浴びる。だが、立ちはだかる人種や性の壁、そして出産・離婚…。作曲・編曲家、ビッグバンド・リーダーとしても国際的に活躍する在米の著者が、波瀾に満ちた過去を初めてつづる自伝。
感想・レビュー・書評
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ジャズミュージシャン・秋吉敏子の自伝。
戦前戦後のドタバタしていた時代、渡米後の学生時代の熱っぽさが面白い。戦後の言い知れぬ活気というか、あの時代は面白い。また、サラッとした語り口も良い。「よく覚えていない。」
後半はジョージ・ウィーンとの関係から恨み節や、グラミー賞などの受賞候補になったなどの誇示が目につく。
アーティストだからか、所々で話が本筋をそれて時代が行ったり来たりする。また、チャールズ・ミンガスとのエピソードも数行しかないのが残念(自身のコンサート後に褒めてもらった)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本が世界に誇るジャズの巨人、秋
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1月22日 ジャズの日
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大学新入生に薦める101冊の本 新版 (岩波書店/2009) で気になった本。
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[ 内容 ]
満州からの引揚げ後、ジャズ・ピアニストの道を歩み出した少女は、才能と幸運に恵まれて、一九五六年、憧れの米国留学を果たし、本場ニューヨークで注目を浴びる。
だが、立ちはだかる人種や性の壁、そして出産・離婚…。
作曲・編曲家、ビッグバンド・リーダーとしても国際的に活躍する在米の著者が、波瀾に満ちた過去を初めてつづる自伝。
[ 目次 ]
1 満州に生まれて
2 戦争、そして引揚げ
3 ジャズ・ピアノの世界へ―福岡で
4 東京暮らしの楽しさ、淋しさ
5 シックス・レモンズ、コージー・カルテットの時代
6 実現した渡米の夢
7 バークリー音楽院に学びながら
8 結婚、帰国、出産
9 権力と芸術―ウィーン氏のこと
10 離婚―音楽を捨てるか、娘を手放すか
11 タバキンとの出会い、そしてロスへ
12 ビッグバンド誕生―再びニューヨークへ
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
図書館利用。
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必要なのは、
愛
音楽も
人も。
「子どもも芸術も、共に100%の関心、献身的な愛情を必要とする。何ごとかを成し遂げる人間は一人でいなければいけない」
「孤独を楽しめるということは、あくまでも独りではない、という前提のもとだからこそ。人間に一番大切なのは人間同士の愛情である」
ひとりであって
ひとりではない
どちらのことも愛し
どちらからも愛されたこの人だから
成し遂げられたことがたくさんあったのだろう。
凡人なわたしはせめて
精一杯愛すことから始めなければ。 -
日本人として、ジャズのまさにジャングルを切り開いた女性。
貴重な人生録だ。
ジャズピアニストとして歩むまで、そして歩んできたその道程は
険しくドラマティックだ。
彼女のピアノは本当に優しく、柔らかく、そしてなんとも
リリカルなタッチで大好きだ。
アルバム達と一緒に、併せじっくり味わいたい一作。
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この方のライブは聴きました。
熊本のホテルライブ。
楽しかった。
そしてすごかった!
素敵な女性ですね。この方のライブは聴きました。
熊本のホテルライブ。
楽しかった。
そしてすごかった!
素敵な女性ですね。2009/05/21 -
2009/05/21
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