景気と経済政策 (岩波新書 新赤版 576)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004305767

作品紹介・あらすじ

不況が深刻化・長期化する中で、様々な議論が噴出している。大胆なリストラが有効なのか、減税で需要を刺激できるのか、それとも公共投資が行われるべきなのか。経済動向を「供給側」「需要側」のどちらから見るのかで、政策の方向性がいかに違うかを説き、財政支出、財政負担、金融問題などでの課題を明確にして、構造改革の途をさぐる。

感想・レビュー・書評

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  • やはり経済を扱うものだけあり
    難易度は少々高めとなっております。

    ですが読み進めていくと驚くことでしょう。
    いかにこの国が逆効果なことをやっているか。
    しかもこの本、かなり昔の本です。

    でもしっかりと今でも通用するのです。
    なるほど、だからこそいけないことが
    まかり通るんだな、と。

    公共事業は土木だけではないということ。
    何かとそれが取り上げられがちですがね。

    個人的には花粉症対策の公共事業
    期待したいわね…
    (私は花粉症じゃないよ)

  •  経済に関して知識が乏しいことに危機感を覚えて手に取った。「供給の経済学」と「需要の経済学」とを区別して経済政策の在り方や問題点を指摘しており、比較的シンプルな本だと思う。

  • 揺れ動く経済政策の考え方を肌感覚で論じている。なるほどと思うこともあったが、主張の根拠が乏しく疑問を感じることが多かった。

  • 結局は、経済はバランスで成り立っている事がよく判る本。

  • 4004305764  202p 1998・10・26 2刷

  • [ 内容 ]
    不況が深刻化・長期化する中で、様々な議論が噴出している。
    大胆なリストラが有効なのか、減税で需要を刺激できるのか、それとも公共投資が行われるべきなのか。
    経済動向を「供給側」「需要側」のどちらから見るのかで、政策の方向性がいかに違うかを説き、財政支出、財政負担、金融問題などでの課題を明確にして、構造改革の途をさぐる。

    [ 目次 ]
    第1章 景気に対する二つの考え方(経済活動水準を決めるもの 失業発生のメカニズム ほか)
    第2章 財政支出の是非(景気と公共部門の役割 公共投資は景気を刺激するか ほか)
    第3章 財政負担(財政資金調達の影響 「国債は将来世代の負担」論の誤解 ほか)
    第4章 金融問題(貨幣に対する考え方 中央銀行の役割 ほか)
    第5章 構造改革(リストラと規制緩和 将来ビジョンの提示 ほか)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 状態:古い(線あり)
    定価:735円
    上海に住んでいる方に、20元でお譲りします!

  • 「供給側視点」に対する痛烈な批判書。
    面白い。

  • 2冊

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著者プロフィール

小野善康

大阪大学社会経済研究所特任教授。1951年(昭和26年)、東京都に生まれる。東京工業大学工学部社会工学科卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。武蔵大学助教授、東京工業大学教授、大阪大学社会経済研究所教授・所長、内閣府経済社会総合研究所所長などを経て、現職。大阪大学名誉教授。専攻、マクロ動学、国際経済学、産業組織。著書に『寡占市場構造の理論』『国際企業戦略と経済政策』(日経経済図書・文化賞受賞)、『貨幣経済の動学理論』『不況の経済学』『金融 第2版』『景気と経済政策』『国際マクロ経済学』『景気と国際金融』『誤解だらけの構造改革』『節約したって不況は終らない。』『不況のメカニズム』『成熟社会経済学』『消費低迷と日本経済』など。

「2022年 『資本主義の方程式』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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