- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004308270
作品紹介・あらすじ
世界中で水不足、水汚染、洪水が頻発している。また陸地の四五%を占める国際河川流域で対立や紛争が絶えない。このように深刻化する水問題は、膨大な食糧輸入などを介して世界の水環境に大きな影響を与えているが、日本にもその責任の一端があるのではないか。世界各地の水問題の現状を報告し、その危機的状況を訴える。
感想・レビュー・書評
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SDGs|目標6 安全な水とトイレを世界中に|
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/705495詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
素晴らしい。
2003年の近著であるだけのことはあり、著者高橋の色々な思いはすらすらと読むことができた。
一方で、国際河川・国際湖について(メコン川、アラル海等)や、アジア・モンスーンという地域(そしてそこでの水循環観測)の重要性について等、これまでほんの少ししかかじっていなかったこと、よくわかっていなかったことも読んで理解することができた。
これまで手に取っていなかったことを恥ずかしくさえ感じてしまう一冊。大変な文化人なのだろう。 -
「水問題」といわれる問題を包括的に論じた一冊です。
新書で、そこまで分厚い本ではないですが、十分読みごたえはありますし、勉強になります。
それだけシンプルにまとまっているという点ではおすすめできますが、関連する知識がない状態では理解が難しいかもしれません。
日本人として、この問題をどう考えるべきか、それのヒントになるような内容にはなっています。 -
流石に情報が古く、縦割りの悪弊を残している感は否めないが、危機の状況、国際河川の争点、日本人の水開発に係わる意識の記述に関しては参考になった。
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水本当に人間にとって最大事なもの。
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水、人間が生きていく中で欠かせないものです。日本は世界でも一人当たりの水消費量がもっとも多い国といわれています。それは日本人の生活習慣と関係あると思います。その一方、世界では多くの人たちが水不足といわれています。テレビでもよく紹介されるが、特にアフリカ地方は熱帯で水不足なので、生活が非常に苦しいと思います。大学で環境と社会という授業を受けていますが、その授業の中でもよく水問題について触れることが多いです。今まで、水不足の生活をしたことがない私たちにはその苦しさがわからないと思いますが、普段の生活から水を大事にしながら心がけましょう。
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なかなか難しくマニアックな文章ですが、
水問題は深刻だ!ということは十分理解したつもりです。 -
この本を読もうと思ったのはタイトルが気になったからです。
地球の水が危ないとありますが自分は今水で困ってはいないのでどういうことだろうと思い読みました。
この本で気になったのは深刻な水不足と水汚染が原因で世界では年間約400万人、約8秒に一人の割合で死者が
でていることそして、アフリカ・アジアの途上国の五歳以下の乳幼児がその過半であるということ。
そして水を求めての紛争が世界中にあることです。
この本では河川を求めての対立が書かれていました日本は島国ですので他の国と水を求めての対立など
はありませんが海外では河川を求めての争いが絶えないのだなと思いました。
この本を読んで思ったことは日本にいる自分は恵まれているなということと世界では水問題が深刻
なんだなと考えさせられました。 -
つまり人間生活は危機にひんしている
ぴんち
なんとかしなきゃ
世界の小池。