経済論戦: いま何が問われているのか (岩波新書 新赤版 972)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004309727

感想・レビュー・書評

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  • この論戦がどのように役立つのか

  • 新聞記事、テレビの解説を鵜呑みにしないためには、
    3つ以上の方向性を持った本を読んでおくとよいかもしれない。

    経済論戦という題からも、少しメディアに流された論調になっている点が不安だ。
    一つの考え方の提出ということで、参考にするとよい。

    同じ現象を、軸が違う分析も読むとよい。

  • [ 内容 ]
    バブル崩壊以降、長期停滞に陥った日本経済を回復すべく様々な政策が打ち出された。
    賛否をめぐってエコノミストが絶え間なく繰り広げた論争は、それぞれ何が原因で、どう対立し、結局何が正しかったのだろうか。
    郵政民営化、不良債権処理、金融政策、財政再建、構造改革の五つのテーマにそって論点を整理し、今後を展望する。

    [ 目次 ]
    第1章 郵政民営化は何のためか
    第2章 不良債権問題とは何か
    第3章 金融政策の効果はなくなったのか
    第4章 財政再建は必要なのか
    第5章 構造改革とは何か
    第6章 経済論争のもつ意義

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 4004309727 206p 2005・10・20 1刷

  • いろんな経済論戦をテーマごとにまとめた本。
    対立軸をうまく設定してくれて、本人はだいたい中立(傍観者)的立場からまとめてくれているので論点がわかりやすく読みやすい。

    ただ、2005年に発刊された本なので、扱っている内容が古い。電車の中で、さらっと読みすすめてしまった感が否めないので、あらためて整理できるようにしたい。
    ちなみに、扱っている話題は、
    1、郵政民営化
    2、不良債権問題
    3、金融政策の効果
    4、財政再建の必要性
    5、構造改革

    経済問題を扱った本を乱読する(1冊ではするっと忘れる)中で、知識を少しずつ付けていかなければなあと改めておもった。

  • 本屋に行けば、たくさん経済に関する本がある。
    それを開けば、そこには百冊百色の主張がある。
    その本を読めば、どの主張も絶対的に正しいかのように書かれているけど、実際はどうなの?
    そう思ったアナタは是非これを読んで、
    それぞれの主張の相対化をしてみて欲しい。

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著者プロフィール

川北隆雄(かわきた たかお)
1948年、大阪市に生まれる。東京大学法学部卒業後、中日新聞社入社。同東京本社(東京新聞)経済部記者、同デスク、編集委員、論説委員、政府税制調査会専門委員などを務める。現在、ジャーナリスト、専修大学非常勤講師。著書に『日本国はいくら借金できるのか』(文春新書)、『財界の正体』『通産省』『大蔵省』(以上講談社現代新書)、『経済論戦』『日本銀行』(以上岩波新書)、『図解でカンタン!日本経済100のキーワード』(講談社+α文庫)、『「財務省」で何が変わるか』(講談社+α新書)、『国売りたまふことなかれ』(新潮社)、『官僚たちの縄張り』(新潮選書)『データベース早わかり』『通産・郵政戦争』(以上教育社)

「2014年 『「失敗」の経済政策史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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