- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004310754
作品紹介・あらすじ
辞書を引きつつ何度読んでも、読めた、という実感がない。どうすればいい?「木を見て森を見ず」「ピンぼけ訳の習慣」と、原因は人それぞれ-けれど心配ご無用!多読、精読、そして翻訳へとすすむ5つのステップを踏破するうちに、「読みのポイント」がみえてきます。ワンランク上の実力を目ざすあなたへ、必読の1冊。
感想・レビュー・書評
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・まず、横文字の新書を恥ずかしながら読んだことなかったので、最初びっくりした。
・TOEICとかで見せかけの英語力磨いてきたつもりでいた自分、あまりの翻訳のできなくて、つらかった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小谷野敦の「面白いほど詰め込める勉強法」の中で行方先生の訳読の話が出ていたので購入
これもまだ自分には早かった。
第1章にある「この本の読者の多くには、おそらく上の文章は簡単すぎるでしょう。」と紹介されている英文(26行350語くらい)ですら、20語以上単語がわからないのだから、、、
【なるほどな点】
・ざっと読み流しておおまかな意味を取り、曖昧な訳ができたとしても、それで英文が「読める」とはとても言えないのです。(P5)
・間違っていない訳語ではなくふさわしい訳語を探す。(P54)
・「1対1」の丸暗記訳語に頼ったり、なんとなく英語を日本語の順番に置き換えたりという「アバウト」な読み方が、「全文を読み終えても、結局何のことかはっきりしない」という悩みの原因であることがひじょうに多いのです。(P69)
・英語は発言の根拠を説明することにこだわる言語(P79)
・訳し方は前後のコンテクストからしか決まらない。(P88)
・翻訳で代名詞を無用に出しすぎないことと、英文を読む段階で代名詞を軽視することとは、まったく次元の異なる話ですから、ごっちゃにするのは禁物です。(P91)
・英文和訳と翻訳はまったく別物とは思わない。強いて差をいうなら、英文和訳は基本的に日本人が英文を理解するための補助的な役割を果たすのに対して、翻訳では訳文が日本語として独立して読めることが要求されこと。といえるでしょうか。(P174-175) -
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英文読解は多読である、ということである。 であるので、私は中一の教科書程度からやり直そうかと考えました。
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わかりやすかった。説明の仕方も易しくて、こういう勉強系は結構時間かかるのに一気読みできた。
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タイトル通り英文の読み方が書かれています。
これから英語を学習する人向けというよりは本格的に翻訳するための内容だったのでちょっと難しかったです。 -
すらすら読めてしまうが、いろいろと役に立つモットーが書いてある。2018年3月に再度読んだ。
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インスタントを期待したが,そうは簡単にいかない.
大学時代こういう授業を受けた記憶があるが,社会人になてから英文はさっと読んで大体の意味が分かれば良いという読み方ばかりしている.
精読の大切さはよく分かったが,時間が無い・・・ -
岩波嫌いの私だが、こういう学術書はさすがだ。
英文読解の楽しさ、英文を読み解けた時の快感を久しぶりに思い出させてもらった。