家族と法: 個人化と多様化の中で (岩波新書 新赤版 1097)
- 岩波書店 (2007年10月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004310976
作品紹介・あらすじ
戸籍、結婚、離婚、親子、相続など「家族」に関わる法律はどんな仕組みになっているのか。また離婚の日常化や少子高齢化の進展、生殖技術の進歩などで「家族」の形が変化した今、どんな問題に直面しているのか。具体的な事例を通して、どのような法や制度が望ましいのかを考える。多様な生き方への励ましに満ちた家族法入門。
感想・レビュー・書評
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新 書 IS||324.6||Nin
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861円購入2010-06-04
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夫婦別姓について調べようと思って読んだらその点の分量はそれほどでもなかったけど、家族法とかジェンダー法学を少し勉強した人が読むのにはいいのではないかと思いました。
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現在の家族法における問題点、著者の観点から分かりやすく解説してくれます。
入門書ながら、専門的でもあり、なかなか読み応えがあります。
部分的に改正はされている民法でも、やはり現代の生活スタイルとは合っていないと納得。
読みながら家族法について考えさせられる本です。 -
人生の節目節目において向き合う可能性のある諸問題を、それぞれの場面ごとに関連法規と照らし合わす形で論が進む。いざってときには、その場面に応じたページを開けば、だいたいの流れがつかめるようになっている。それとともに、現行法規の諸問題についても言及してあり、作者独特の視点も絡めた説明がなされているから、批判的吟味も出来るようになっている。細かいことは覚えられんけど、総じてなかなか面白かったす。
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多様化した個人と家族とのあり方などを、法律に絡めてわかりやすく解説しており、現状の問題点も提示されている。
とても読みやすいが、法律の勉強には物足りないか。
導入には適しているだろう。