生きのびるマンション: 〈二つの老い〉をこえて (岩波新書 新赤版 1790)
- 岩波書店 (2019年8月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004317906
作品紹介・あらすじ
建物の欠陥、修繕積立金をめぐるトラブル、維持管理ノウハウのないタワマン……。さまざまな課題がとりまくなか、住民の高齢化と建物の老朽化という「二つの老い」がマンションを直撃している。廃墟化したマンションが出現する一方、住民たちの努力でコミュニティを作り、資産価値を高めた例も。何が明暗を分けたのか。豊富な取材例から考える。
感想・レビュー・書評
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マンションの終わり方って考えたことなかった!また、修繕積立金をむしり取ろうとする業者たちのことも知らなかった。分譲マンションに抱いた憧れは粉々です。
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地方の小自治体が直面する住人の高齢化とインフラの老朽化の問題は言われて久しいが、
それを他人事のようにみてきた都会の住人も、マンションの二つの老いに直面している
バブル時代のでたらめな業界の実態と、日本全体が直面する高齢化、老朽化の問題に実例を挙げて解決策を探る
結局は住民の意識改革が基本であるようであった
できれば、規模の小さなマンションなどの実例も取材してほしかった -
私はビル管理会社に勤務しており、更に将来物件購入も考えているため、非常に興味深く読んだ。
建物管理は資産を守る為に非常に重要であるにも関わらず、マンションでは無関心なオーナーが多いようで驚く。
建物関係の事件を元に複数の関係者にインタビューをしたり、管理に成功しているマンションを実際に訪ねたりして、マンション管理の問題点やその解決策、管理組合の在り方等を考察している。 -
マンションに係る諸問題について、いろいろなトラブル事案について取り上げられている。大規模修繕や管理組合など、マンションに住んでいる身として他人事ではないと認識させらせた。
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自宅のマンションが築35年ほどになり、修繕はキチンとされているもののいつまで住めるのか不安があった。
もっと、積極的に良くしていけばまだまだ住めそうだと思えてきた。管理組合にもっと関与しよう。
それにしてもタワマンは思ったより問題が多そうだ、これから先どうなっていくのか、もっと行政が考えるべきだ。 -
高級マンションの草分け コープオリンピア 1965
鎌倉の老朽マンション 小町マンション
池袋 2004 狭小住戸集合住宅税条例
民間の分譲マンション 1956 日本信販 四谷コーポラス が第一号
1962 区分所有法
修繕費が同等の建物の新築費の半分以上なら建て替え
大規模修繕 談合リベートの不正行為あり
ヒューザー小嶋氏
新築マンションを販売したディベロッパーには10年間の瑕疵担保責任がある。もし構造にかかわる欠陥物件を売りつけていたら、建て替えなければいけない。わずかの金を惜しんで偽装させたら、自分で自分の首を絞める。関係者の誰一人、建築士に偽装してくれなんて頼んじゃいません。だから見破れなかった国の責任は重いんです
被害マンションの保証には100億円以上かかると予想していた。国が50億円貸してくれたら、国がどうこうでなく、自分の責任で処理するのでたすけてほしいと頼んだ。
しかし、あてがはずれて、参考人招致、証人喚問で国会によばれ悪役にされた
欧州 初代が家をたて、2代目が家具を揃え、3代目が食器をそろえる
ルミエール西京極 管理組合の法人化
維持管理の壁にぶつかったら、立ち止まって考える。 一人で対処するのは難しいので仲間を作って考える
感情の動物である人間が集まって、一つ屋根の下で暮らすマンションはきれいごとだけではすみません。 -
東2法経図・6F開架:B1/4-3/1790/K
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