- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004320029
感想・レビュー・書評
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どうして読もうと思ったのか思い出せないですが、ほぼ毎日コツコツ読んで読み終えました。
自分が立ち止まってしまった根本が見えてきました。
そして自分を客観視することは、自分を見失わないためにも必要だということを改めて考えさせられました。 -
【目次】
序章「むなしさ」という感覚
第1章「喪失」を喪失した時代に
第2章「むなしさ」はどこからー心の発達からみる
第3章「間」は簡単には埋まらないー幻滅という体験
第4章「むなしさ」はすまないー白黒思考と「心の沼」
第5章「むなしさ」を味わう
おわりにー悲しみは言葉にならない
あとがき -
フォーク・クルセダーズのメンバーでありながら、精神科医で白鴎大学の学長でもある著者が、むなしさについて、さまざまな角度から論じている。
加藤和彦氏の自死を止められなかった後悔やむなしさから、この本が書かれたのではと推察する。
その気持ちを普遍的なものへと昇華し、むなしさを感じている全ての人に、それで良いんだよと優しく寄り添ってくれている本となっている。 -
空しさについて詳細に分析している。
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むなしさは外的にも内的にも起きることだと改めて分かりました。裏切られたいときのむなしさやせつなさが嫌だから、私は最初から期待をしてないのかもしれないなぁと思いました。はっきりした感情ではないと読んで思ったので、ゆっくりと、時にはスペースにそっと置いておきながら向き合っていきたいです。