- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004320036
感想・レビュー・書評
-
副題から大戦後の現代史を予想していたが、実際は6〜18世紀。包括的な歴史というより著者が着目する思想や歴史が主で、自分には馴染みがなかった。
その中で関心を持ったのは、ヨーロッパ世界とは何か、との点。中世まではビザンツ帝国が体現する「キリスト教ローマ帝国」であり、その範図外の諸部族もビザンツ帝国との関係性の中で自らを位置づけていたと著者は指摘。アジアの「中華」とも共通するのではないか。今日、西欧の方がより「ヨーロッパ的」だと思いがちなので意外だった。
では、コンスタンティノープル陥落後は「核」がなくなったわけで、以降は「ヨーロッパ」とはいかに意識されてきた又はこなかったのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
増田『ヨーロッパとは何か』 岩波新書 あだ836こ
×渡辺『中世ローマ帝国』 岩波新書 -
【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/571905 -
【本学OPACへのリンク☟】
https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/710461 -
東2法経図・6F開架:B1/4-3/2003/K
-
京都府立大学附属図書館OPAC↓
https://opacs.pref.kyoto.lg.jp/opac/volume/1281951?locate=ja&target=l?