ヨーロッパ史 拡大と統合の力学 (岩波新書 新赤版 2003)

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004320036

感想・レビュー・書評

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  •  副題から大戦後の現代史を予想していたが、実際は6〜18世紀。包括的な歴史というより著者が着目する思想や歴史が主で、自分には馴染みがなかった。
     その中で関心を持ったのは、ヨーロッパ世界とは何か、との点。中世まではビザンツ帝国が体現する「キリスト教ローマ帝国」であり、その範図外の諸部族もビザンツ帝国との関係性の中で自らを位置づけていたと著者は指摘。アジアの「中華」とも共通するのではないか。今日、西欧の方がより「ヨーロッパ的」だと思いがちなので意外だった。
     では、コンスタンティノープル陥落後は「核」がなくなったわけで、以降は「ヨーロッパ」とはいかに意識されてきた又はこなかったのだろうか。

  • 話が結構面倒なので先に最後の章を読んでおいた方が楽かもしれない。2度読んだけど、行き先がわかっていたらもうちょっと読みやすかったかなあと。

  • 増田『ヨーロッパとは何か』 岩波新書 あだ836こ
    ×渡辺『中世ローマ帝国』 岩波新書

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/571905

  • 【本学OPACへのリンク☟】
    https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/710461

  • 東2法経図・6F開架:B1/4-3/2003/K

  • 京都府立大学附属図書館OPAC↓
    https://opacs.pref.kyoto.lg.jp/opac/volume/1281951?locate=ja&target=l?

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著者プロフィール

一橋大学理事・副学長,経済学研究科教授

「2023年 『ユスティニアヌス大帝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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