- Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
- / ISBN・EAN: 9784005004027
感想・レビュー・書評
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里山の一例として、滋賀県大津市仰木を紹介。
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里山、人間と生き物の両方が暮らしやすい環境、やっぱりそこで腰を据えて生活してみたいなあ。
里山が一番潤っていたのは戦後20数年だったのかなと自分の勝手に想像して考えてみている。昔は生活はサバイバルでのんびり過ごすなんていう余裕はまったく無かっただろうし、今現代は住宅開発やダムで山が川が壊されて、見た目は綺麗でも魚とか生き物がさっぱり消えた感じは否めない。
ともあれ物や情報が容易に手に入り、土地も探せば空いている今こそ里山を楽しむチャンスな気がする。どこかで決断しなきゃ、自分! -
2021年1月期の展示本です。
最新の所在はOPACを確認してください。
TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00203362 -
(CELL)1階 新書・文庫(伊丹) 新書・文庫
新書||291||イマ -
田んぼや雑木林、トタン屋根の道具置き場など、やっぱり里山はそこに人が生活して維持できるもんだなと改めて。この本に載ってる滋賀の棚田はすごく雰囲気があります。
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滋賀県仰木の里山の魅力を,写真家の今森光彦さんが素朴に語る本。仰木にいってみたーい!ってきになっちゃう。カラー写真が豊富でよい!
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(2011.02.02読了)(2011.01.10購入)
難しいものを読んだので、ちょっと頭休めで、写真の多い本を選びました。
里山として著者の故郷近くの滋賀県大津市仰木を撮影した写真に簡単な文章が添えてあります。NHKテレビで何度か里山の番組を見せてもらいましたが、写真は、テレビの映像には勝てないようです。
写真を見る限りにおいては、自分が生まれ育った所の風景とあまり変わっているわけではありません。都会にいては、見ることができなくなっているのは確かですが。
里山の森は、人間の手が入ることが前提で成り立っているというのは、驚きであるとともに、そうだったのかということでもあるのですが、これを維持するのは、人間の営みがその場所に必要ということなので、知恵と工夫が必要そうです。
里山の風景、生息する植物、昆虫、住んでいる人たち、カラー写真がいっぱいはいています。ときどき開いて眺めることにします。
●里山は人の土地(18頁)
里山を歩くには、心がまえが必要です。まず、一番大事なことは、地元の人への挨拶だと思います。日本の里山は、基本的に人の土地だと考えておくことです。
●多様な環境が(87頁)
里山環境がいい状態で残って入る雑木林は、刈られたばかりの場所、刈られて一年目、刈られて2年目というように、いろいろな年齢の雑木林がパッチワークのようにあちこちにあることが望ましく、それによって、雑木林に住む生き物たちは、それぞれが自分たちの好きな環境に移動できます。
●柿の実りは(118頁)
10月になると、棚田の土手の渋柿の記はたわわに実をつけます。柿には実り年とそうでない年があります。実り年には枝も折れんばかりの実がなりますが、ならない年には半分にも満たないほどしかなりません。
●チョウトンボ(142頁)
中流になると、チョウトンボが見られます。トンボでは珍しく、羽の透明な部分が少なくて、群青色をした羽を輝かせる蝶のように見えます。ひらひらと飛び、後ろの羽が断然大きいために、トンボには見えません。
●田んぼがない(156頁)
このあたりの田んぼは昔大変細かくて、農家の人が休んでいるときに、自分の田んぼが見当たらないと思ったら、日傘の下にあったという、そんな冗談のような話もあります。
(2011年2月2日・記)