- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784005005246
感想・レビュー・書評
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松本清張の短編にとても興味がある。
ぜひ読んでみたい。
いろんな発見があってこういう本はおもしろい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短編小説の名手による短編小説ブックガイド。ジュニア向け新書だけどジュニアだけが読むんじゃもったいない充実度だと思いました。紹介されてるものがみんな面白そう。
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図書館でたまたま手にとって、読んでみました。
短編小説に関するブックガイドだけれども(それもジュニア向け)、
目次を見て、取り上げているのが、
芥川龍之介、ドイル(ホームズ)、志賀直哉、中島敦、松本清張、星新一、
と並んでいれば、気になりますよね。作者は阿刀田高だし。
短編小説って、面白いよ、気楽に読めるし、という若者向けのメッセージをこめた本ですが、小説好きにはうってつけのブックガイドとなっています。
ただ、出てくる作品紹介を読んでいると、すべての内容が書かれてしまっており、なんか本編を読んでしまった満足感が出てしまうところがちと問題。このあたり、気を持たせるような紹介文なら、北村薫のエッセイが最高でしょう。
いずれにしても、最近、文庫でもいろいろなアンソロジーが組まれており、短編集が一種のブームとなっています。気の合う編者のアンソロジーと出会えれば、様々な楽しみが得られること間違いなし。
本書で紹介されている作品も、実際に原典を読んでみたいものがありました。早速、探してみよう。こういう連鎖反応が、また楽しみの一つです。 -
「短編小説と心中してもいい」と言ったほど、短編小説を愛してやまない著者の短編小説案内。芥川龍之介や志賀直哉、太宰治、松本清張、外国文学などの著者が気に入っている短編小説を挙げ、そのおもしろさを紹介している。僕は、文章の合間合間に入る、―~なんだよなぁ―とか、―うん、おもしろい―といった、阿刀田さんご本人の「思い」が入る部分が好き。それが意外と読者の思いでもあったりするから「うんうん、そうなんだよね」と首肯して読み進められる。ジュニア新書というくらいだから、年少の読者、またはこれから短編小説を読み始めようと思っている方々に、オススメします。
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[ 内容 ]
とにかくおもしろい芥川龍之介、こんな文章を書けたらすごい志賀直哉、目を見張る設定の中島敦。
子どものとき落語全集と銭形平次捕物控で短編のとりこになった著者は、好きな小説を読みあさっていく。
自らの体験を通じ、また短編の作り手の視点から、ぜひ触れてほしい作品をすすめる。
[ 目次 ]
第1章 短編小説は礼儀正しい
第2章 とにかく芥川龍之介
第3章 ミステリーはいかが?
第4章 不思議な頭のアラン・ポー
第5章 美しい自己中心
第6章 ユニークな短編たち
第7章 週末は松本清張を
第8章 エロスでドキドキ
第9章 ショートショートを短く
第10章 乱れうち一五作品
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]