- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784005008292
作品紹介・あらすじ
初恋は女の子。でも、教科書には「思春期には異性に関心をもつ」って書いてある。同性を好きになるわたしはまちがってる?誰にも悩みを打ち明けられなかった10代から、彼女との「新郎のいない」結婚パーティまで。自身の体験と、当事者のエピソードを交え、「多様性に寛容な社会」への思いを語る。
感想・レビュー・書評
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「初恋は女の子。でも、教科書には「思春期には異性に関心をもつ」って書いてある。同性を好きになるわたしはまちがってる?誰にも悩みを打ち明けられなかった10代から、彼女との「新郎のいない」結婚パーティまで。自身の体験と、当事者のエピソードを交え、「多様性に寛容な社会」への思いを語る。」
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2022年11-12月期展示本です。
最新の所在はOPACを確認してください。
TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00524354 -
クラウドファンディングのリターンとして随分前に入手しました。しかもサイン入り。
ただ、もらったきり長らく積んでしまっていました。
が、
なんと、
「この日に室井さん(著者本人)に会えるかもよ!」という情報を入手してしまったもので、
そりゃ会いたいね、
って思ったと同時に、
慌てて部屋の隅々まで探して読まないでいたこの本をおもむろに引っ張り出してページをめくることにしました。
めくって気がついたのですが、私へのサイン、戸籍名のほうになっていました。
自認は当時から今に近い形に変化してる最中だったものの、本名(通称名)をまだ名乗ってない頃だったのね。
お会いできたら本名に書き直してもらわなくちゃだわ。
しかも内容読んで、なおさら「絶対サインの書き直しお願いしなきゃ!」ってゆー義務感に駆られるという。
一人の女性が、自分らしく生きて、女性のパートナーを得て、幸せを掴んで行くまでのお話です。
なんのことはない、日本でもこれからの将来腐るほど見たり聞いたりすることが出来るストーリーが描かれてあるだけです。
特殊なこと、特別なこと、何も書かれていないと思います。
しかし、ピースボートってそんなにレインボーでホワイトな職場だとは知りませんでした。
初めてピースボートのポスター見たときは、そんなうまい話あるかよ〜、なにかの宗教か政治的な何かが裏で絡んでんじゃねぇ〜?……なんて恐れと誤解と偏見が先立って、行けるもんなら行きたいけどでもなんかちょっと的二の足を踏んで結局スルーしてしまったものですが、そうでしたか。実際に行ってみた人の話って聞いてみるもんですね。今からでも100万積めば行けるかな。宝くじ頼みで。 -
とても生き生きとした文章で、あっという間に読み終わってしまいました。
女の子を好きになってしまう自分は間違っているんだ…と、誰にも言えず、そんな自分を認められず。
そんな苦しい思いを、自分が生まれてきた時の性によって強いられてはいけない。
本の中にも出てくる通り、ある人にはたくさんの特徴があって、その中の一つが性。ゲイだから、ストレートだからってそれがその人の全てではないのだ。
人が生まれによって差別されてはいけないなら、異性愛者として生まれたなら結婚できて、同性愛者として生まれたなら結婚できない、という日本の現状はおかしいと思う。
誰にも優しい社会が実現する日は来るのだろうか。 -
2人の笑顔がとっても素敵でした!
日本もこれからですね、希望が感じられる本✨
たくさんの人に読んでほしい。まずは家族におすすめします。
■人が人を人として
性別が関係ないんじゃなくて
人を好きになるのに性別は重要じゃないということ
-あなたを彩る そのすべてに 私は恋に落ちる
■はじめは無視される、つぎに笑われる。そのあとは攻撃の対象になる。そして最後に成功する--.
少数派が社会を変えようとするときにたどる道
それでも、最後には成功する!
■タヒチでは第3の性がある。
マフという男女半々の人。白と黒で分けられない性のあり方を広く受け入れているというポリネシア社会。
■セクシャルマイノリティの子どもたちといじめや自殺リスクの関係。子どもたちがありのままの自分を安心して表現できる学校を。
■自分の生活を注意深く見聞きすること。
目の前での会話や行動が誰かを傷つけているかもしれない。無意識のうちに他の存在を無視したり、踏みにじってしまう可能性もある。
だれかに自分を説明する言葉を探すこと、だれかの話に耳を傾けること、バカにしないこと。
この本に書かれてることは性別だけではなく、すべてのマイノリティに対しても言えることだなぁ、。そしてわたし自身もいろんなマイノリティを抱えている。いろんな人が自分らしく生きていける社会になるように。 -
sc
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著者はトランスジェンダー。LGBTへの理解を深めるためにも。
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セクシャルマイノリティの著者が、体験を交えて書くことで、悩みや戸惑い、周りとの関わりなどがとても分かりやすく書かれていました。他者と自分の違いわ周りの人たちへの配慮など、セクシャルマイノリティだけでない、いろいろな小数派の人への気づかいを考えさせられる本でした。小学校高学年くらいから読めるので、著者と同じように悩んでいる子が読めば、安心できるかもしれないと思いました。