食べものから学ぶ現代社会──私たちを動かす資本主義のカラクリ (岩波ジュニア新書 980)
- 岩波書店 (2024年1月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784005009800
感想・レビュー・書評
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【本学OPACへのリンク☟】
https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/713653 -
現代の資本主義経済のあり方を幅広く扱うからには、どうしても「大きな話」になるわけで、読む側にそれなりの知識(「コモン」とか「金融化」とか)がないと、「なんだかうさんくさい」「陰謀論じゃないか」といった感想が出てきそうではある。普通の高校生には(普通の大学生にも)ややハードルが高いかもしれない。でも、すごくよくできた本だと思う。高校生がこの本を入り口にいろいろ自分でたしかめながら、世界に対する自分なりのものの見方を広げていってくれるといいなと思う。
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私たちに必要不可欠である食糧が、投機商品となって、儲けの道具に使われる。全世界が飢えと立ち向かっていかなければいけない時代に、マネーゲームをしている場合ではない。
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輸入した食品が安いのは大企業が大量購入した物がタックスヘイブンを経由する事で税金を払う必要が無くなり安くなっている。
資本主義は良くなる事では無くただただお金を増やすことが正義なのでお金が増えれば環境がどうなろうが地域社会がどうなろうがどうでも良い。
経済の金融化により皆んなが加害者皆んなが被害者の状態になっている。 -
【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/571909 -
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