沖縄学への道 (岩波現代文庫 学術 75)

著者 : 外間守善

• 岩波書店 (2002年1月16日発売)

感想・レビュー・書評

[くうふうさんの感想 · 2023年9月28日]

戦争で荒廃した沖縄を飛び出した著者は，出会いの偶然により琉球の歌謡集『おもろさうし』の読解に取り組む．これは「沖縄学」を提唱した伊波普〓の仕事を引き継ぐことでもあった．既成学問の枠組みを超え，沖縄をまるごと把握しようとした「沖縄学」の流れと成果を，自身の人生や島々でのフィールドノートを交えつつ語る．

[yasukoさんの感想 · 2013年4月21日]

『ぼくらの頭脳の鍛え方』
文庫＆新書百冊（佐藤優選）１４５
戦争・歴史・天皇

[yamapikaryaさんの感想 · 2013年4月13日]

沖縄の民俗学・言語学に関する研究史と、著者自身が紐解いてきた「おもろさうし」や南島歌謡に関する議論。

著者プロフィール

外間守善（ほかま・しゅぜん）：1924-2012年。沖縄県那覇市生まれ。法政大学名誉教授。伊波普猷の後を継いだ琉球文学・文化研究の第一人者。『おもろさうし』など古代南島歌謡をもとに、琉球文化の源流を解明する研究に取り組んだ。著書に、『おもろそうし』（岩波文庫）、『沖縄の歴史と文化』（中公新書）など多数。

「2022年 『沖縄の食文化』 で使われていた紹介文から引用しています。」