母 老いに負けなかった人生 (岩波現代文庫)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006022143

作品紹介・あらすじ

世界の埋もれた名画を発掘・上映する"エキプ・ド・シネマ"運動を主宰する岩波ホール総支配人・高野悦子氏。父の急死のあと十一年余、母を介護し、認知症から奇跡的に救い出した。明治生まれの母の自立した精神とその人生を思い、映画に励まされながら、母がかなえられなかった夢を自らの夢として歩みつづける半生をふりかえる。

感想・レビュー・書評

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  • 「おもしろくない」理由を考えてみた。
    普遍的な母を語るのではなく、悦子の母を語るから。
    自慢の父、母であることはわかる。
    しかし、それがおもしろいのか。
    あなたにとっては大切な母親かもしれないが、それ以上の普遍的な何かがなければ、書物にして一般の人に読んでもらうだけの価値があるのだろうか。
    葬式の参列者の数も、有名人との交流も、なんだか自慢にしか聞こえないのは、どうしてだろう。
    その高野悦子さんも先日・・・亡くなられましたね。

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著者プロフィール

1. 高野悦子(たかの えつこ)
1949年1月2日 - 1969年6月24日
『二十歳の原点』で知られた女性。逝去当時、大学生だった。栃木県生まれで、栃木県立宇都宮女子高等学校を卒業し、立命館大学文学部史学科日本史学専攻に入学、京都に拠点を移す。ジャズ喫茶に通い、詩作、そして学生運動に励んでいたが、1969年6月24日、列車に飛込み逝去。死後、20歳の誕生日から続く内面の吐露を記した日記が、同人誌「那須文学」に掲載され、1971年に『二十歳の原点』という題で書籍化、ベストセラーとなった。2019年に没後50年を迎える。

2. 高野悦子(たかの えつこ)
1929年5月29日 - 2013年2月9日
映画運動家、岩波ホール総支配人。『母 老いに負けなかった人生』『岩波ホールと〈映画の仲間〉』などの著作がある。

高野悦子の作品

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