征きて還りし兵の記憶 (岩波現代文庫 社会 62)

著者 :
  • 岩波書店
4.33
  • (2)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 18
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006030629

作品紹介・あらすじ

あの本は偉大な政治家スターリンをけがすものだ。こんどだけは見のがしてやるが-最初の著書『極光のかげに』を日本共産党最高幹部から罵倒されたシベリア抑留帰りの著者は、孤独な長く暗い戦後を歩みはじめた。ソ連とは、社会主義とは、スターリンとは何だったのか。戦後史を画する人びとと事件の交錯をえがく誠実なヒューマニストの痛恨の回想。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 歴史
    ノンフィクション

  • [ 内容 ]
    あの本は偉大な政治家スターリンをけがすものだ。
    こんどだけは見のがしてやるが―最初の著書『極光のかげに』を日本共産党最高幹部から罵倒されたシベリア抑留帰りの著者は、孤独な長く暗い戦後を歩みはじめた。
    ソ連とは、社会主義とは、スターリンとは何だったのか。
    戦後史を画する人びとと事件の交錯をえがく誠実なヒューマニストの痛恨の回想。

    [ 目次 ]
    いけにえよ、記憶を語れ
    1945年の夏
    「捕虜だ!捕虜だ!」
    集中営のロシア
    もうひとつのロシア
    アントン・チェーホフとジョージ・ケナン
    日本人俘虜のための新聞
    帰還
    菅季治の死
    務台理作と中野重治
    朝鮮戦争のさなかで
    福原麟太郎と宮本百合子
    おだやかな町―静岡で
    スターリンの「言語学」論文
    中国の世界語者たち
    その後の中野重治
    七三一部隊と「狼!狼!狼!」
    ぬかるみの道はつづく

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

(1908年7月17日-2008年1月9日)
翻訳家・作家。静岡県生まれ。東京文理科大学英文科卒業。著書に、第24回芥川賞候補作となり、ベストセラーになった『極光のかげに』(1950)ほか多数。『トムは真夜中の庭で』をはじめフィリパ・ピアスなどの一連の児童書の翻訳でも知られる。


「2022年 『不思議の国のアリス 鏡の国のアリス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高杉一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×