- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022140906
感想・レビュー・書評
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20190126再読
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4.4
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ネムキに掲載された時から気になっていて、ずっと読みたいと思っていた漫画。
偶然にも書店で見つけたので買い。
連作となっているけども、基本的に1話完結の読み切りで、読みやすい。
1話目の惚れ薬の話は雑誌で読んで以来忘れられなくて、この話をもう一度読むために買ったようなもの!
……というくらいお気に入り。
愛と絆の再生
泥臭くて暑苦しいところもあるけど、読み終えたあと何故だか清々しい気持ちなれます。 -
「放浪息子」のアシスタントの人、
なんて書いたら本人は嫌がるのだろうか?
それとも言われすぎててどうでもいい?
ブクログの短編をのぞけば、初めて読んだイシデ電の単行本。
驚くなかれ! この暑ッ苦しさ。
詰め込まれたアイディア、それ故に読みづらいイチワイチワ。
強すぎる言葉、強すぎるグラフィック、
叫ぶ、笑う、泣く、ぐちゃぐちゃになって泣く、
この作品のテンション、ハンパでなし。
「オーケー、で、そんな君にはどうだったんだよ?」
各話のテーマもモノローグも、
僕が大好きな上質な文学作品のよう。
何度読んでもくすぐったい、
何度読んでも恥ずかしい、
何度読んでも痛々しい……、
コーヒーを入れなおしてくれるかな?
(break time)
……そう、僕の中にも君はいる。
正直に言えば、もううんざりしているのさ……。
「どうだい、こんなマンガ、売れるわけないだろう?」
コマの向こうからボーイズ&ガールズ、
ニラミを聞かせて僕に問いかける。
分かってる、僕も諸手を挙げて褒めたいなんて気はしない。
他人にリコメンドしようとも思えない。
でも、判ってくれるだろうか?
ボクチンはこの単行本、もう一ヶ月以上も
枕元に置きっぱなしなんだぜ。
<今、着地した/やっと底辺に立った>
分かってもらえなくていい。でも僕もまた誰よりも、
この単行本の2巻を待ち続ける一人になってしまったということさ。
ラブフロムヌマタユー、
イン ジャパン。
(頑張って真似してみたぜ、だって格好良いんだもん!) -
探す場所を間違えていたためなかなか見付けられず、結局気になりつつも読むのが遅くなってしまった。でも、さんざ探し回って良かったとは思えるくらい面白い、というより素敵な物だった。
4話からなる短編集。どの話も良かったが、個人的に好きなのは最初と最後の話。
話の内容もさることながら、登場人物の表情にもやられた。
あのいろんな感情をない交ぜにしたような顔や、後ろ姿などには何度どきっとさせられたかわからない。
私にとって、何度読んでも楽しめる漫画の一つになった。 -
イシデさんの作品は、笑えて優しくて明るくて。
でも胸の奥をギュッと掴まれるような苦しさも感じる。
少し照れた苦笑いで迎える、ハッピーエンドを皆さんも是非! -
「あえてはずしたカンジ」が、はまる人はすっごく好きそう。私はそこまでじゃなかったなー
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全体的に優しく、柔かい感じがする絵が印象的
それでいて、内容は温(あたた)かいが温(ぬる)くはない
個人的に一番、面白いではなく「好き」と感じたのは“ニットメン 毛糸を買いに” -
描線そのものに感情が宿っているように見えて、「全てのコマに意味がある」というのはあながちおかしくないと感じた。
お話も面白く、読み返してこんな仕掛けがあったのかと確認するのもまた楽しい。タイトルに「ラブ」とあるのに、どのへんが愛だったのかというくらいにさらりと表現されているのもいい。
ちなみに、続き物のようでどの話も読み切り。でも、繋がっている。 -
2012/03/23 購入 読了
イシデ電待望の新刊。
この人のストーリーテリングはハンパねえや。
日本橋ヨヲコも推薦文で書いているように「すべてのコマに意味がある」読み応えという意味で値段は安い