わたしとトムおじさん

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 353
感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022505330

感想・レビュー・書評

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  • 途中リタイア

  • 人間関係の難しさ、絶対に一人ではないということもわかる。

    時間経過とともにストーリーが3個ありそれぞれが面白い。

  • 引きこもりのトムおじさんと帆奈が主人公。バンドワゴンシリーズに通じるものがあります。

  • トムおじさん「人が怖いのは嫌いなんじゃなくて自分に自信がないから」の言葉になるほどと腑に落ちた。子供は明るくなるのが仕事だから大人にぶつけてすっきりして笑ってるのがいい。大人は優しくなるのが仕事だからそれを受け止めれる。素敵な言葉がすっと入り込んでとても気持ちが満たされる本。

  • なんてことはないけど、自分という話なのかな。お話自体は、軽く楽しく読めます。

  • 特に大きな事件が起こるわけではないけど、だからこそ、のんびりゆったり柔らかい。登場人物がいい人ばかりってのも心地よい。

  • 帆奈、13歳。両親の別居でNYから単身帰国中。日本の学校に馴染めない帰国子女。斗六、28歳。高校時代のある事件が原因で外に出られなくなった、本当はイケメン。叔父と姪、それぞれの「問題」を抱えた二人は一緒に暮らすことになる。帆奈はおじさんを立派な大人にするために、恋をさせようと奔走するが…。

  • 森林公園内にある明治たてもの村
    小説内では東京近くの設定のようですが
    道内の開拓記念村を連想できてとても身近なお話
    いろいろ抱えてるオジ、姪
    この環境でクリアできてよかったなぁ、と

  • 子供の目線からの作品だが、内容はしっかりとした本格派の日常の謎です。
    小路さんの作品の特徴である、登場人物の成長物語も味わい深く、しっかりとした作品になっています。勿論ウィットも小気味良く効いていて、舞台が明治の面影深い場所柄も絡んでハイカラな面白さも満載ですね。

  • 帆奈と斗六おじさんのはなし。
    この舞台になっている明治たてもの村は明治村を想像させる。
    あの中に住むっていいなあ、ってまず思った。
    ちょっと、世俗から離れている場所で、
    世俗に疲れた人がきて、
    夢のようなところで。

    説明がないので、想像するしかないところがあって、もう少し教えてほしいと思うことがあったり、恭介くんがその後どうなったのかとか、内浦さんがどうしたのかとか、気になるところが多くって、もっと詳しく書いて欲しいところはあるけれど、面白かったし、気持ちも晴れた。

    子どもは明るくなるのが仕事、大人は優しくなるのが仕事。
    漠然としているけれど、目指す方向なのかなと、
    道がわからなくなったら、目指せばいい方向なのかなと思いました。

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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