いいかげんな青い空

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 34
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022506856

作品紹介・あらすじ

人生はまあなんとか楽しい。椎名誠、写真エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • アサヒカメラの連載の「シーナの写真日記」
    アジア、アマゾン、アメリカなど、世界中の風景と子供たち。
    写真日記らしい。文章と写真の対応関係がよい。

    どちらかに偏っていないので、読んでもよいし、見てもよい。
    全部白黒写真で、統一感があり、とても感じが良い。

  • いままで何冊かシーナさんの旅の本を読んで街や村の風景、山や海の青さ大きさ、そして動物やそこに住む人間の生活を想像していたが、自分の思っていた以上にモノクロ写真は強烈だ!!

    チベットやモンゴルの子供達をみていると自分達の小さい頃を思い出す。
    言葉も知人もいない僻地にカメラをぶら下げて行く体力と精神力には頭が下がる。
    シーナさんが頑張っているからまだまだボクも大丈夫だと勇気がでた。

  • 自分にはできないこんな旅をする椎名誠さんにラブです

  • ぎゃ!そうだな、この本、結構重いな。寝るときにベッドの中で寝転んで両手で支えて読む、というわけにはいかないな。そのままウトウトすると顔面に、重たい『いいかげんな青い空』が落っこちてきて、鼻血のひとつも出てしまって「いたいんだな赤い鼻」ということになるのであろうな・・・。いや、すまなかった。 怖いから実行はしないのだ。シーナ兄ぃは馬に乗れるので、モンゴルとかに行くといつも乗っていて、その事を書いているのが普通のカメラマンとは違ってたいへんに面白い。わしも馬に乗れるようになってみたいな。もうトシだから無理か。いやいやシーナ兄ぃは、わしより一廻り以上年上なのだからわしだって・・・やはり無理だな。それにしてもシーナ兄ぃは世界中のいろんなところに行っているなあ。この本は「アサヒカメラ」に「シーナの写真日記」というタイトルで、もう20年位連載され続けている。「アサヒカメラ」は月刊誌だから、シーナ兄ぃは月に一回はニホンも含めて世界のどこかを旅して写真を撮ってくるのだな。そして「アサヒカメラ」の連載ものの中ではもう一番長く続いているものらしい。で、それの2002年1月号から2009年6月号までに連載されたものをまとめて本にしたもの。シリーズでは、先に『旅の紙芝居』と『風まかせ写真館』が出ていて、この本は3冊目ということの様だ。『風まかせ写真館』はたぶん読んだけど『旅の紙芝居』は読んでいない。たしかTSKにあったと思うので、すぐに読んでみよう。

  • ○265モラルがどうこう、などという人々はちっぽけな価値観に施錠されているだけなのかもしれないな、
    ★モラルが嫌いだと思っている人ほど、モラルを気にしてる。
    ○304砂漠という、途方もなく長い時間をゆったり歩んでいる自然は、時にこうして思いがけない風景を見せてくれるのだった。
    ★百聞は一見にしかず、とは言うけれど、写真も多くを語る。本人ならなおさらで、その背景までが思い出される。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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