本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする〝読自〟の技術
- 朝日新聞出版 (2013年2月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022510525
感想・レビュー・書評
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ある程度本を読みはじめてから、こういう本を読んでみると、あぁ他にもこういう本読んだらよいのかって思ったり、自分の読書の習慣の振り返りにつながる本。
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本をもっともっと読んだなら、こんなにも素敵な世界が広がるのかと、憧れを抱かせてくれるような内容で埋め尽くされている。
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本を読むことの大切さを改めて説いた本。筆者は中学を中退したが、たくさんの本を読むことで知識を習得し大検に合格。読書にかける時間が人の知識を作る上でいかに大事かが分かる。興味深かったのは本屋に「○円以上買おう」と決めて行くと良いというところ。これからは本屋にそういう気持ちで行きたいと思います。
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タイトルの『本を読んだら自分を読め』。いったい、どういう意味なのかなと思うけど、子飼弾が込めた「自分を読む=自読」には2つの思いがある。
1.自分を読む。すなわち、本を通して今まで気づかなかった自分の可能性(あるいは限界)を発見し、突破していく鍵を得ること。
2.そして、その方法は、読者自身が見つけ出す”独自”のものであること。
彼は言い放つ、「本は決して人を助けてはくれない」。
ずいぶんと厳しいじゃない。そんな風に思うよね。
でも、すぐあとでこうも言う。
「けれども、本を読むことで自分を救える自分にはなれる」と。
自分で自分を救う仕組みとは、立ち直る力だ。嫌なことがあったとき、どうしようもない状況に陥ったとき、やる気なんてなくて、落ち込むだけかもしれない。だけど、しばらくしたら前を向いて再スタートをきってみようかなと思える自分になることは必要だ。挫折したままの人生なんてつまらないし、ありえない。
「ものも思考も固定化させてはいけない。循環させることが大切」
これは真理だと思う。なるほどなと思った。
「おわりに」にある本の情報量の話しも面白かった。この本の文字数は10万字程度。日本語の場合は1文字2バイトだから、10万字だったら20万バイト。つまり、200KB。今は昔のフロッピーディスクだったら5~6ファイルは収まる。本一冊を情報として収納すると、その程度なのだ。
ちなみに、子飼弾が1年間で読む本は5000冊。同じような計算をすると、TV視聴で2時間程度にしかならない。なのになぜ、TVを2時間見るより、本を一冊読む方が重く感じるのか。
それは、ボクたちが本を読むとき、その行間を読んで情報を膨らませているから。おおっ、なるほど! 本を読むこととはどういうことなのか、そこに秘密があることに気づく。 -
本を読んだらレビューを書こう。記録しよう。
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小飼弾さんの最新刊。
この本を読んで、本とともにある生活の素晴らしさがひしひしと伝わってきた。私自身も大学入学を機に本を読む生活がスタートして、早6年が経つ。そんな中、最近では本にかける時間が短縮され本来の生きるという目的が本末転倒しかけている。この本には、「読書の時間がないほど働いてはいけない」とあり、そこまで言い切れるほど働いているわけではないにせよ、今一度その在り方を見直さなくてはいけない時期にきてるのだと思う。本を読む理由は人それぞれだが、本を通じて広がるネットワークの一端として、今後も自分なりの意見・感想を公表していきたい。 -
ブクログ紹介されてるね。
”情報の質がいちばん高いのは「本が好き!」「ブクログ(Booklog)」など、書評やレビュー専門のサイトかもしれません”
本をたくさん読め!系の本はついつい買っちゃう。 -
読書って何だろう?その問いに答えてくれる一冊。
タイトルにもあるとおり、その答えは「自分のことを知る」ことに尽きる。読書は他人の考えを追いかけるためだけのものではない。それではもったいない。
その考えに対して、自分で考えて、自分の意見を持つのだ。読書という行為を見つめ直すためならば、ぜひオススメしたい一冊。 -
これを読んでブクログを知った。
有名人の伝記を書けば、人気作家になれると書いてあることを参考にして、伝記を書きたいと思った。