- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022512499
作品紹介・あらすじ
ゆるい生活は群ようこさんの実録エッセイです。ある朝、とても強いめまいに襲われた著者は漢方薬局に駆け込みます。漢方薬局での体験が心と体を少しずつ変えていってくれます。体質改善の様子を細かく丁寧につづっているエッセイです。漢方に興味が出てきて漢方で自分も体質改善したいと思ってしまうような健康に興味ある人に向いている作品です。
感想・レビュー・書評
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私の中では今までに読んだ群ようこさんの中では、一番良かったです。まだ読んだのは数冊だけど・・自分も同じような体調変化を感じる事があるので、勉強になった。人の体は50年。それ以降はメンテナンスがいるらしい。時々この本を再読し、日々の生活を振り返ろうと思う
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久しぶりの群ようこさんのエッセイ。
ゆるい生活といいながらも、実際は色々なことに気をつけていてある意味ストイックな生活だなぁなんて思いました。
そして私は体を冷やすことばかりしていた!と反省。 -
突然のめまいに始まった体調の変化から、
漢方薬局に通い、体質改善に挑んだ日々が群さんらしい軽妙なタッチで書かれています。
『ゆるい生活』となっていますが、いやいや、ハードです。
特に、大好きな甘いものを制限されたのが辛そう。
食べてもいいお饅頭のサイズに悩みまくる群さん。
う~ん、この悩みは切実。
身体から無駄な毒素や水分が排出されて、ニュートラルな状態になったのはいいけれど、
あまりに身体が過敏になってしまうのも困る…。
一番大切なのは、食べものと、体質に合った水分摂取量。
そして姿勢を良くして、肩甲骨を開き、呼吸を深くする。
それと、お医者さんとの相性もすごく大きいと思う。
病気とも言えない、病名のつかない身体の不調。
今はすぐメンタルの問題と片づけられてしまう気がします。
群さんはメンタルも含めて、信頼できる先生に出会えたんですね。
余談ですが、
本書で群さんが「惨劇」と言ってらした結膜下出血。
私もたまになります。
初めて切れたときはびっくりして、眼科にすっ飛んでいきました。
とにかく、本が読めなくなっちゃったら?と心配で。
でも結果、先生は「心配ないです。そのうち吸収されますから。」とだけ。
処置も目薬もなし。
それでも不安で「原因はなんですか?」と、食い下がる私に一言。
「原因は不明なんだよね。あとはまぁ、老化とかいろいろね。」
「…。」
わかったような、わかりたくないような…。-
けいちゃん、こんばんは~♪
心配してくれて、本当にありがとう~^^
嬉しいです!
そういわれれば、目というより身体が疲れてるときに...けいちゃん、こんばんは~♪
心配してくれて、本当にありがとう~^^
嬉しいです!
そういわれれば、目というより身体が疲れてるときになることが多いかも…。
本好きの宿命で、目はいつも酷使しているしお疲れ気味だものね。
そうなの。けいちゃんの旦那さまと同じく、本人はケロリなのよ。(笑)
痛くもかゆくもなくて、白目が真っ赤。
見ている方が恐いよね。
最初はとにかく驚いてしまってね。
でも、今より何年も前だったのに、老化ってひどいと思わない?(笑)
まあ、先生は心配ないって言って下さってるのに、
私がどうして?どうして?って、しつこく聞いたからなんだけど…。
これからどんどん体調の変化が激しくなってくるわけだから、
大事にしないとね。
特に目はね!!2016/09/29 -
まっき~♪さん、こんにちは~^^
コメントありがとうございます!
こちらこそ、いつもいいね!して下さって、嬉しいです。
そういえば、お...まっき~♪さん、こんにちは~^^
コメントありがとうございます!
こちらこそ、いつもいいね!して下さって、嬉しいです。
そういえば、お久しぶりなんですよね。
いつも本棚やブログを拝見していて、勝手にお会いしている気分です。(笑)
まっき~♪さんの結膜下出血、覚えてます。
「うわ~、私もですよ~~!」ってブログの画面に向かって言っていました。
そう、そう、呪怨みたい。(笑)
痛みもかゆみもなく、いきなりなるんですよね。
寝て起きると血が移動してるのが気味悪くて…
蒸しタオルで温めると、吸収が早くなるって教わりました。
そうですよね。疲れとか体質とかですよね。老化じゃない!と思いたいです。
この本、よかったですよ~。
群さん、小さい頃から虚弱で、お医者様と縁が切れなかったそうです。(シンパシー感じちゃいます。)
本書でも、長生きしたいからというより、次の日に嫌な気分になりたくないから摂生していると書かれていて。
そのお気持ちが、すごくわかってしまうのでした。2016/09/29 -
まっき~♪さん、こんばんは~^^
そうなんですよ~。いつもプロフィールからお邪魔しています♪
私かなって思ってもらえてたんですね。な...まっき~♪さん、こんばんは~^^
そうなんですよ~。いつもプロフィールからお邪魔しています♪
私かなって思ってもらえてたんですね。なんだか嬉しいです。
まっき~♪さんのブログにはいつも励まされています。
特に体調の面ではすごくわかる部分があって、いつも心配で…。
それと、てんこ盛りな積読のために、予約と買いたい気持ちを押さえよう!と決意されてるのを読んで、
うん!うん!私もそうです。とうなずきながら、
でもたぶん無理だ…とつっこんでます。(笑)
あとはもちろん 猫ちゃん♪
何といっても極めつけは、電柱のてっぺんで、のんびり景色を眺めていたあの雄姿!
下ではまっき~♪さんがハラハラしているというのにね(笑)
本当に癒されます。
お言葉に甘えて、これからも遊びに行かせてくださいね。(*^-^*)2016/10/07
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漢方の診察、リンパマッサージに行ってみたいと思った。
意外な話
・水分の過度な摂取控える
難易度高い(作者いわく)
・1週間に甘いもの1つ
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まず、この装丁がとっても素敵。ここで一目惚れ。
なんか漢方って良さげ。自分の体に合ったお薬を処方してくれるし。
今まで食べたい物を食べて生きてきたけど、歳を重ねていくとやっぱりどこかしら故障してくるし、食を見直さないといけないかな。
暴飲暴食はしてないとは思うんだけど、
ポックリ、迷惑かけないように死にたいし。太らないように気をつけよう。 -
体の不調(めまい)をきっかけに漢方薬局に通うお話し。
私自身も生理痛と冷えに悩み、漢方を服用しているので、興味があり読み始めました。
内容は本人が伝えたい大事な事が何回も繰り返される感じ。とにかく食べ過ぎない、飲み過ぎない、甘い物はできれば食べない。でも追い込み過ぎないよう何事もほどほどに。ゆるい生活。
田中みなみが飲む水の量を鵜呑みにしていたあの頃の私に読ませたい。 -
群ようこさんの漢方に関するエッセイ。
漢方といえば、以前「漢方小説」というのを読んだことがあるけど、その本にあった漢方に関する基礎知識みたいなのはなくて、群ようこさんの体験談。
中年以降は、若い時同様に働けないというのは私も同感。
冷たいもの、私も貧血がひどくなってやめたから、冷たいものが体に良くないってのも納得しながら読んだ。人間、どこか体が悪くならないと健康と向き合えないものだと思う。
群さんは非常に好奇心旺盛で凝り性な人なんだな。
漢方についても、三日坊主や適当にせず突き詰めてて、すごいと思った。
風邪はおじさんからうつりたくないっていう気持ちも、わかるなぁ。
若い人のウイルスの方がきれいな気がするって、はっきり言っちゃう群さん。好き。 -
群さんの日常を健康面から書いたエッセイ。
なんといっても、この表紙に、「なんて面白い装丁!」というのが手に取りたくなった一番の理由。見るからに漢方な知識が盛り沢山な本に見える! 見えない? なんかちょっとレトロなお薬袋な感じなのも良い。
ということで、ゆるい生活。
私自身のゆるい生活は、少々だらだら、頑張らずに、6割出来たらそれ以上やらない、というイメージ。イメージというか、3割でもOKにしてることが多々。
さて、群さんが50代半ばの頃、めまいのために漢方薬局を頼る。漢方薬局って、単に面談?してその人に合う漢方を処方してくれるだけかと思ったら違うらしい。(薬局によるかもしれないが) そこではリンパマッサージをしてもらい、その人の体質に気づきながら、日常の生活や食事を聞き出しながら探っていく。いわゆる、東洋医学の知識をもとに判断している。
ちなみに、保険は適応されないので高い。
ここから私の経験。(また戻るけど)
東洋医学ときくと、ちょっとスピリチュアル的で占いっぽくて信用できない!と考えている人も多いと言う。各いう私も、怪しいなと思っていた。
だからって、今は信用しまくってるというわけではないけど、そもそも人間の体にはまだまだよく分かってないことが多い。さらに、なんとなく体調が優れなくて病院にいっても、特に悪いところはない。でもやっぱり変ということがある。私の場合30代になって2~3年不調が続いて、何ヵ所も病院に行ったけどよく分からず、自律神経やホルモンバランスが崩れてるのかな~程度の診断だった。そこで冷えとりとか、和食とか、カフェインレスとか、朝一に白湯を飲むとか、色々やってみた。そのとき読んだ関連本の根底にあった考え方は東洋医学だったのかも。あまり東洋医学を理解しようとまでは思わなかったけど、身体をケアしたり労ったりしてあげることは大事やなぁとその時気付いた。
で、本に戻る。
群さんは一人暮らしで、3食自炊を続けているそう。午前中は買い物などの外出。午後は仕事。夜は趣味の編み物や読書、着物の半襟の付け替え(針仕事)をして過ごす。
が、先生曰く、「1日にやるのはひとつだけにしてください」とのこと。(買い物はともかく)
疲れすぎてあるから症状として出ている。だから、疲れる前に休むのが大事と。
ここで私は、ほな日本の現代人はかなりヤバいってことやな、と思った。だってー、そうでしょうが。1日8時間で定時で帰っている人ですら、すでに働きすぎではないか?
まぁ、もちろん個人差はあるんやろうけど。
あと、群さんは甘いものが大好き。毎日食べるという。(私も毎日食べてる) でもそれも止めるように言われ、禁酒や禁煙をしようとしてる人ってこんなつらい思いをしてるのね、と群さんは耐えるのだ。で、ちょっとでも食べると、1週間後の通院の際、先生が身体を触っただけで、「食べましたね?」と言われてしまう。
もちろん、めまいを治すために通院し始めたので、煎じて飲む漢方薬を服用しつつ、甘いものをやめ、1日にやることは1つにしていく。
(っていうか、漢方薬って煎じて飲むんやね。粉を飲むのかと思ってた。)
ある程度身体が変わってくると、1週間に1つだけ、小さな和菓子なら食べていいことになる。そして、もし食べすぎた場合の漢方薬も処方される。しかし、めっちゃ苦いらしい。
まさに、アメとムチ。
この本の面白いのは群さん自身の体験とともに、先生が話してくれる東洋医学豆知識だ。
例えば、
・舌を出して、両側にでこぼこの歯の跡がついているときは、余分な水が溜まっている。
・年に4回ある土用。しかもその期間は18日ほど。このときに無理をすると体調を崩す。
※1月、4月、7月、10月の土用の入りの日から立春、立夏、立秋、立冬までの期間は次の季節に対応するため、体の準備期間となっている。とくに、胃腸の状態が悪くなるらしい。それが心にも影響すると。(ただ、昔から言われているだけで、断言はできないとのこと)
でも、結局は日本人の体に合った食事を日々摂ること。これに限る。季節の野菜を食べるとかも大事。それと、TVでは美味しそうな食べ物がいっぱい出てくるし、健康やダイエット情報もいっぱい流れてくるが、それらを真に受けず、自分で考え判断し選択していくこと。
きっと、これが自分の身体のことを大切に考えながら生きていくということなんやろうな。
ちなみに、どこが「ゆるい生活」なのかというと、「甘いものは絶対ダメ!」ではなく、「たまにだったら良い」ということ。この「たま」のタイミングも身体が判断でかるくらい柔らかくなったら、本当に負担なくバランスよく、食べることができるように、なるのかなぁ・・・。
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風邪をひいた時、何度か処方されたことはあるけれど、なんだか効いているような効いていないような、、という気持ちになった漢方。
予防的な面が大きそうなので、日常的に使いこなせるようになったら、いいなぁと思う。漢方だけに頼るんじゃなくて、自分に合った食事や運動量なんかの日々の生活が身体の調子を作っていくんだなぁとしみじみ。いい漢方の先生に出会いたい。