沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022513397

感想・レビュー・書評

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  • 沖縄の新聞について知りたい人向け。

  • ★偏向より問題は関心薄★沖縄の新聞が偏向していると感じたことはなかったし、そんな議論が起きていることすら知らなかった。著者が取材した2紙の記者の熱い気持ちはもっともで、基地を放置される差別される側が主張を繰り返すのは納得がいく。それを「偏向」という側はさもしいが、それ以上に自分の関心の薄さの方が身に染みた。やはり沖縄は他人事だと思っていたのだろう。辺野古の問題が起きた20年前に現地を訪ねて、いまも状況が変わらないと思うばかりで、その間の苦しみを思うこともなかった。

著者プロフィール

1964年生まれ。産湯は伊東温泉(静岡県)。週刊誌記者を経てノンフィクションライターに。『ネットと愛国』(講談社+α文庫)で講談社ノンフィクション賞、「ルポ 外国人『隷属』労働者」(月刊「G2」記事)で大宅壮一ノンフィクション賞雑誌部門受賞。『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社新書)、『ヘイトスピーチ』(文春新書)、『学校では教えてくれない差別と排除の話』(皓星社) 、『「右翼」の戦後史』(講談社現代新書)、 『団地と移民』(KADOKAWA)、『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか』(朝日文庫)他、著書多数。
取材の合間にひとっ風呂、が基本動作。お気に入りは炭酸泉。

「2021年 『戦争とバスタオル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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