- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022516657
感想・レビュー・書評
-
過去に小川だった暗渠。普通に生活していると気づかない痕跡探しに過敏に反応するマニアな人々。マニアの視点から暗渠の魅力を十二分に語る一冊。
前作「暗渠マニアック」に続く一冊。雑誌「東京人」に掲載された記事がベースとなったものが多い。
個人的には、少しでも少しでも具体的な3D の地形を掲示していただけるとより楽しめるように思う。
筆者は2名、高山さんと吉村さん。お二人のおかげでちょっとした散策に、暗渠を探索するようになった。多摩人としては暗渠は旧用水路が多い。自然河川とは逆に分水嶺をたどるので、いずれ用水探索の記事もどこかで出していただけると嬉しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
帯の「異世界へのゲートウェイ」という言葉がしっくりときた。各章では様々な暗渠の見方を示し、その理論と実践を教えてくれる。そして最終章で試し切りに供されたのは「横浜」と。
-
マニアックに続く暗きょシリーズ第二弾、パラダイスというよりは、よりマニアックになったように思う。
-
291-T
閲覧 -
私は暗渠マニアではありませんが、
暗渠を楽しむ?愉しむ?ものと認識されている方々の萌ポイントが分かったような気がします笑
品川用水を小学校で習った時には「ふ〜ん」としか思わなかったけれど、大人になった今あらためて、ビルやマンションなど無い宿場町、そこを流れていた水や橋を思い浮かべるとワクワク。。
-
鉄道が好きという訳では無いけれど暗渠的貨物線の項目でびびびと来るものがあった
枕の下から鉄道の音や水の流れる音が遠く聞こえてくるのは浪漫
「hor水路競馬場」跡地がほぼ同じ経度上に列んでいたり、ボサノバの祖・ジョアンの人生と暗渠化された水窪川の奇跡のシンクロだったり、偶然だし都合の良すぎる見方なのは分かってるけど、これもまた浪漫を感じる
海外の暗渠を辿るのも楽しそうでゾクゾクした -
日本で一番有名な暗渠は(たぶん)西武
百貨店渋谷店のA館とB館の間にある渋谷
川でしょう。
あの井の頭通りにもなっている道路の下
に川が流れているとは想像もできないで
す。
暗渠とは「川にフタ」というイメージが
強いですが、ちょっとした側溝などにも
フタをして歩道としてしまうのも暗渠に
入るらしいです。
そうなると日本中に存在することになり
ます。
この本ではそうした名も無き暗渠を紹介
して「暗渠ラブ」をアピールしています。
さすがに、もう付いていけない一冊です。