涙はふくな、凍るまで

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.00
  • (0)
  • (2)
  • (7)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 41
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022571502

作品紹介・あらすじ

坂田勇吉、二十八歳。食品会社の宣伝課でポテトチップスを担当する、平凡な社員。東京生まれの東京育ち、生粋の東京者が、冬の北海道へ二泊三日の出張へ出掛ける。性格温和で闘争心に欠ける坂田だが、またもやトラブルに巻き込まれてしまう。雪と氷に閉ざされた世界で、彼を襲う意外な相手の正体とは?ユーモア感覚あふれる、新しいハードボイルドが確立された。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ハードボイルド小説を読みはじめて3冊目ぐらいかな?
    トラブル体質な主人公があれよあれよとトラブルに巻き込まれて、大変な事になる場面を読み進める度に、とにかくかわいそう!めぐまれてない!不幸すぎる!と思ってしまいました。

    面白いと楽しめず、私にはハードボイルド小説は向いてないなぁと感じました。
    新宿鮫はとても大好きなので、どうして悲しい気持ちになってしまったのかよくわかりませんが、物語の舞台が北海道のさらに寒い地域だったからかな?とも思いました。

    じゃがいも大好きなので、じゃがいもが武器になるとよかったなと感じました。
    気になったかたは是非本書を読んでみてくださいませ。

  • 素人の主人公が事件に巻き込まれるという点で、少し展開に苦しさもあるが、楽しんで読み進めることができる。

  • フツーのサラリーマンがそこまでやるかという疑問は残るが・・  フツーのサラリーマンを巻き込んでのクライマックスまでのスリリングな展開はいつも通りでした。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大沢在昌の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×