山一証券破綻と危機管理: 1965年と1997年 (朝日選書 605)
- 朝日新聞出版 (1998年7月1日発売)
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感想 : 1件
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- Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022597052
作品紹介・あらすじ
1965年にはなぜ生き残り、1997年にはなぜ自主廃業だったのか…。政策過程論・危機管理論の観点から、山一証券の2回に挫折を、政治学者が重層的に分析する。
感想・レビュー・書評
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山一証券は二度破綻している。一度目は1965年。この時は日銀特融によって救済され、その後の日本経済の回復もあり、業績を急激に戻した。二度目の1997年は、結果的に自主廃業へ至った。
本書は、二つの破綻に焦点を当て、関係者へのヒアリングを通じて当時の状況を描き出している。両者の比較分析にはやや物足りなさを感じるものの、読み物としてとても面白いし、今や歴史的価値があるとすら思える。本書が既に絶版であることは残念だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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