北京交渉 遠い崖11 アーネスト・サトウ日記抄 (朝日文庫 は 29-11)
- 朝日新聞社 (2008年3月7日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022615534
感想・レビュー・書評
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・本著では、北京交渉の描写を通じて大久保利通の政治家としての凄みを実感できる。具体的には、以下。
・自らが、全権を以って交渉に乗り出す姿勢(逃げない)。その間、3ヶ月半。
・イギリスが仲介に入るが、その見返りを言い出せない程、隙を見せない。
・台湾からの撤退についても自らが乗り込んで西郷従道等を説得する。
・清国からの賠償金の大部分を、彼等に戻すことを提案する。(実現しないが)
信念に基づき、成し遂げる力、粘り、まさに大久保は、日本近代国家の最高級の政治家ではないか。
(現在の政治家では想像ができない実行力)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2008.3.18
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