- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022616555
作品紹介・あらすじ
年齢を重ねるにつれ、体調不良、心の不調など、様々な問題は出てくるもの。そんな"ままならなくなってくる自分"をそのまま受け止めて、ぬるーく過ごす。無理も我慢もしない。面倒になったらやらない。自分を甘やかしてかわいがる。とかく無理しがちな現代人必読の"がんばらなくてもいい"と思える25篇。
感想・レビュー・書評
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50歳頃の群さんが更年期について書いたエッセイ。まだもう少し先だと思うが、いつかやってくる更年期に向けて私も「ぬるい生活」で行こうと思った。といっても、なんとなく共感できる事なども書いてあり、まさかもう更年期に足を踏み入れてる!?と恐怖を感じたり(^_^;)
とりあえず、職場の毎日文句ばかり言っている嫌なおばさん達に対して寛大な気持ちになれそうな一冊だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1954年生まれの、群ようこさん。
あとがきに2006年、とあるから、50代になった頃の作品。
小説なら、作者の文筆活動を歴史的に考察などする以外は、年齢は特に気にしないけれど…
この本を読むにあたっては、重要だ。
なぜなら、その年代ならではの体の変化、感じ方、ひいては日常生活をも揺るがす…女性にとっては“思春期”と同じくらい重要で、劇的な変化が起きる【更年期】について書かれているからだ。
80パーセントそれしか書かれていない。
むしろそれだけで一冊できてしまうのが驚きだ。
だから、男性が読んでも共感はできないかもしれないが…
大切な人が更年期障害で苦しんでいたなら、是非とも読んで頂きたいとは思います。
同年代の友人たちがどんどん体調を崩していく。
中でも、「とりわけ更年期障害がひどく、いろいろ試してはダメで
、ホメオパシーで一時良くなったが一進一退を繰り返している」という友人が何度も出てくる。
観察記みたいだ。
その他は、群ようこさん自身の、坂道を降りて行く心と体にどう向き合うか、向き合いたいか、または正直な気持ちが書かれている。
教訓的な言い回しや、押しつけが一切ないから、おしゃべりしているような感覚で読めるのだ。
老いにどの程度抵抗するか、しないか。
その塩梅はひとりひとり違う。
アンチエイジングに必死になる人もいるが、自分はそこまではしない。
ある程度、老いを受け入れて行く。
しかし、身だしなみはきちんとしたい。
日常のささやかなことに喜びを感じたい、とようこさん。
楽しんで読めるのは、私の考え方もようこさんと同じ方向であるからだろう。 -
群さんも50代に。更年期の話など、同性として興味深く読んだのですが、ご友人のお話とはいえ、ホメオパシーの辺りはちょっとひいた。
しかし、体型の崩れにジタバタしたり、肌の衰えと戦ったりしながらも、どこかマイペースに自分なりの姿勢で向き合っていくところは、流石群さん。
この先、更にお年を重ねられて、老齢となられた時にどんな作品を書かれるのかが気になります。 -
終始中年女性の更年期における心身の不調の話であった。まあこっちも同じような世代なので男女の差こそあれ身につまされることであった(笑)。
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ぬるい生活がしたいなぁと怠惰な気持ちで手に取ったけど、そこには日々奮闘している中年女性の姿が描かれていた。
ちょっとまだ読むのは早かった気もするけど、作家さんという素晴らしい職業でもとても身近な人に感じたし、色々悩んで考えるのは自分だけではないんだなとちょっぴり安心することもできた。
特に思うのは、母親もこういう苦労を抱えているのではと思ったけど、今まであまり気づいたこともなく気づこうとも思っていなかったので、そこに少しでも近づけたからもっと優しく接してられると思う。 -
おすすめされた商品が中高年向けだったり、更年期障害が迫ってきたり、日々の些細な出来事から自分がシニアの方へラベリングされていることを自覚させられる。老化によってあちこち出てくる不具合を、病院にかかれるところは改善をし、日常生活のジャンクな部分を見直したり、抗えないなと感じたことに関しては気に病むことをせずに受け入れていて、なんだかとても楽しそう。
ゆるめの自虐が時折入る、毒の少ないさくらももこって感じです。
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更年期障害、どうやって私のもとにやってくるか、本当にドキドキする。
軽く済むといいのだけど…
あと10年ぐらいかと思うけど、ゆるゆると過ごしていきたいわ。 -
群ようこさん、初めて読んだのがこの本でいいのか悪いのか、とにかく今の自分そのもの!でした。いや、今月誕生日を迎えて以来もやもやと一気に急降下していた気分がなぜか読んだだけでスッキリしてきた訳で。老眼もなんのその久しぶりに一気読みした。
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五十路前になって、心身の変化に戸惑いを覚えることが増えている中で読みました。
更年期の症状や強弱も生理と同じで人それぞれですね。
読んでいて、喫茶店で隣にいる知らないご婦人グループのお話をなんとはなしに聴いているような感覚でした。
書かれたのがもう10数年前だからか、世代的には同じなはずなのになんかノリが古いというか肌に合わない感じがあり、あとは個人的にホメオパシーやレメディにあまり良い印象がないので「ああまたでてきたよ」と思うくらい何度もでてくるのにちょっとウンザリしました。 -
あー、おもしろい。
おばさんの友達のコーヒートークって感じ。