- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022619532
作品紹介・あらすじ
【文学/日本文学評論随筆その他】朝ドラ「ごちそうさん」から「花咲舞が黙ってない」に「デート」まで、女優として駆け抜けた日々──。ひたむきに役者の仕事に取り組み、私生活でも結婚・出産と大きく変化のあった激動の3年半を、のびやかな筆致でさわやかにつづる傑作エッセー集。
感想・レビュー・書評
-
最近You Tubeみて、好きになった。
サッパリした性格だけど、人や物に愛を持って接していてステキな人。
杏ちゃんは頑張り屋さんだなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
杏ちゃんの、出会う人、出会う作品を大切にし、愛される人柄がとってもわかる。
そして、このエッセイを20代後半の若さで書いたのかと驚くほどの、ことばを大切に扱う杏ちゃんの感受性に、ただただ感心し、私もこんな風に丁寧に話し、感じて生きていきたいなと思った。
「ごちそうさん」の撮影の裏側で、料理スタッフが、台詞では説明されない小さな小皿にのった料理一つひとつに、「これはこういう食材で、この時代のこの地域だとこう食べるんだよ」という説明を受け、人によったら右から左に聞き流す俳優たちもいるだろうに、杏ちゃんはそれをしっかり自分のモノにして、伝えようとしている。
役を通して、ひとりの人間として、限られた時間を深くたくさん吸収しようとする貪欲な杏ちゃんを知り、ますます応援したくなる。
p.279
解説より抜粋
杏ちゃんの役作りは、あくまでもファクトベース。
リアルの欠片をを拾い集めて全体を作っていく。
↓
「泣く」シーン
p.88
人が涙を流すのは、悲しいことではなく、きっとそれ以前に経験した楽しいこと、嬉しいことが作用するからで、何らかの理由によりそれらの実現が不可能になってしまったことで、悲しい、悔しいという感情になるのだ。 -
出演されたドラマをあまり観ていないので、お芝居のほうはよくわかりませんが、人柄がヒジョーに好きになりました。引き続きエッセイを書き続けていただきたいです。
次回作が待ち遠しい! -
女優、杏さんのお仕事エッセイ。芸能の世界を垣間見ることができ、面白かった。ドラマの撮影やイベント参加前の緊張や心境がとてもよく伝わってきて、私達と違う世界でお仕事をしていても同じ気持ちを持ってるんだとホッとする。文章のひと言に共感もったり、励まされたり…「始まれば、終わるのだ」という言葉がとても心に残りました。前向きにひたすら仕事と向き合う彼女の姿勢は見習いたいと思いました。とても素敵な人!憧れます。そして可愛いイラストにほんわか文字も人柄が出てますよね☆
-
杏さんのエッセイはとても好きなのだが、書かれている内容の時期がごちそうさんの時期だったため、元夫さんの顔がチラチラとしてしまい、エッセイの中の世界に浸ることができず残念。
-
いろんな文章を今までに読んできたんだろうなぁと感じる言葉が並んでいた。"未経験の項目がたとえどんなに小さな経験だとしても埋まるのは表現者としては喜ばしい!" "仕事は勝手に自分の元に来るわけではない。誰かの想いがあって、自分の元に何かが届いているのだと" 素敵な言葉がたくさん✨
-
読みやすい文章で、興味深い内容も多く、エッセイ2冊をあっという間に読み終えました。忙しい中これだけのものを書ける、出来る人はやっぱり違うと感じました。次は仕事から離れてパリでの日常をテーマに書いてもらいたいな。そしたらすぐに買います。
-
『杏のふむふむ』が素敵だったのでこちらも読みました。
多忙な中で歴史や漫画と言った本業以外の仕事もこなすバイタリティ、物事に真摯に取り組む様子にますます好感を持ちました。
温かさや人柄の良さが文章から溢れてくるようでした。 -
芸能人のお仕事の裏側を知る事ができた。