お金は「教養」で儲けなさい (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.32
  • (1)
  • (6)
  • (11)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 110
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022620422

作品紹介・あらすじ

巨額の資産を築くお金持ちは、裏では教養をフル活用している。「投資は教養を土台にしたシナリオ勝負」「IT起業家はなぜ東洋思想にハマるのか」など、教養ブームの中、お金持ち研究の第一人者がまとめる「儲かる教養」の身につけ方。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 知っておきたい教養の解説。知っていることをどう使うか、にセンスが求められるのも教養。
    特に、日本のインターネット検索が機能していない点など、参考になる。
    当たり前のことだが、検索上位に上がってくる結果が、何を意味しているのか。
    現象の本質、事件の背景と事件で得をする当事者、未来予測ではなく当事者として未来にどう関わるのか、といったことが、ビジネスには重要ということ。

  • 厚くない文庫本だから致し方ないのだが、結局のところ「教養」をどう使って判断力を磨いて行くのかをもっと詳しく知りたかった。お金を儲けるためには経済学や哲学、数学などの教養が必要なんだという主張はそれなりに理解しやすかったし、なかなか意味をつかめなかった形而上学と形而下学の意味がそれなりに掴めたし、構造主義という考え方も今までよりは分かり易かったので、この人にはもっと生きて行く上での場面場面の判断の具体的なものを書いた本を出してほしいな。

  • 一般教養がいかに大事か40過ぎると分かります

  • お金を稼ぐための教養=社会学、経済学、数学、情報工学、哲学、歴史学の観点から広く浅く紹介している。社会学ではゲマインシャフト⇄ゲゼルシャフト的組織の対比、経済学ではケインズ経済学と貨幣数量説、数学では帰納法と演繹法的考え方、哲学では唯物論と観念論から記号論、プラグマティズム的実践主義、歴史学ではローマに学ぶ支配から中国の伝統的冊封体制まで内容は幅広い。

  • 歴史の章が、最も納得のいく内容だった。

  • 再読大事

  • お金の話はほとんど出てこなく、教養の話でしかもつまらない分野の話で買わなければ良かった。最近2冊読んだお金の話に教養がプラスされた物を想像していたので完全に題名に騙された。最近このパターンが多い。また2度と買わない著者リストが増えた。

  • お金を儲けることだけではなく、社会人として身につけておくべき教養を身につけてられたと思います。
    広く浅く学びたい方におすすめです。、

  • お金を稼ぐためには、
    人間社会についての洞察が必要となる。
    そのときに、人や社会を理解しようとする
    学問や、人の思考や行動をよりよくしようとする
    工学は役にたつ。

    大衆になってはいけないが、
    大衆に受け入れられなければ、お金に、ならない。
    人が何に困っているのか、検索ワードが役に立つ。

    給与をもらうよりも、資本でお金を増やす方が
    リターンが大きい。




全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

経済評論家。仙台市生まれ。1993年東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在、「ニューズウィーク(日本版本誌)」「現代ビジネス」など多くの媒体で連載を持つほか、テレビやラジオで解説者やコメンテーターを務める。著書に『新富裕層の研究』(祥伝社新書)、『戦争の値段』(祥伝社黄金文庫)、『貧乏国ニッポン』(幻冬舎新書)、『縮小ニッポンの再興戦略』(マガジンハウス新書)など多数。

「2022年 『スタグフレーションーー生活を直撃する経済危機』 で使われていた紹介文から引用しています。」

加谷珪一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×