光る生物の話 (朝日選書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 48
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022630179

作品紹介・あらすじ

【自然科学/自然科学総記】地球には、海中にも陸上にもみずから光を放つ生き物がたくさんいる。何のために、どうやって光るのか。85万匹のオワンクラゲと500万匹のウミホタルを使って生物発光の謎を解いた下村博士(ノーベル化学賞受賞)が書き下ろした「生物発光」の入門書。

感想・レビュー・書評

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  • ノーベル化学賞受賞の下村博士著。
    図書館の福袋的企画で中身を知らずに借りたもので、自分からはまず手に取らないなー!
    図書館福袋で、そういう本が入っているとほんとに嬉しい。
    その上、面白かったのでまた嬉しい。
    専門的なところは正直難しくて目がツルツル滑ったが、生物の話も下村博士の半生や様々な研究者たちのエピソードもとても興味深く、わくわく読めた。
    光る生物ってこんなにいるのかー!
    (ただ、高校生が生物、化学に興味を持ってくれたらと書かれたものだそうだけど、元々かなり興味のある高校生じゃないと読み通すのは厳しいのではー!ではー!)

  • ☆当たり前だが、生物の発光物質の多くは亀の子。

  • 今年のノーベル賞は、日本人2人が連続して受賞する快挙でした!今後、そのエピソードや実績が載せられた伝記本などの書籍化が期待されるところですが、
    ライフサイエンス(生命科学)分野で欠かせない“道具”となっている「オワンクラゲ」の緑色蛍光タンパク質(GFP)を発見し、2008の年ノーベル化学賞を受賞した
    下村脩氏をご存知でしょうか?地球に存在する「自ら光を発する生き物」。ホタル、バクテリア、イカ、クラゲ、貝、ミミズ、ヒトデ、魚、キノコにも…
    これら多くの生物は、いったい何のために発光するのか、発光はどんな仕組みで起きるのか、50年にわたり発光生物を研究する著者が初めて書く入門書です。
    (468 生態学)

  • 自分に与えられたテーマへの没頭がすさまじい.好きな研究に打ち込めるような環境を手に入れることは並大抵の努力だけではできないだろう.

    さて,ノーベル賞をはじめとして著者はGFPの発見において高い評価を受けている.しかし,著者が最も力を入れて研究し,そしてその成果に満足したのはイクオリンという発光物質であり,GFPはその副産物であった.本書においてもGFPの発見には「なんの喜びもなかった」と言い放っている.研究に与えられる「賞」というものがどういう価値をもつのか,考えさせられるひとことである.

  • 11月新着

  • 難しかった。

  • 研究者本(下村脩)。新書なので幅広く、前提知識がなくてもわかるように書かれている。今までは夜光虫とウミホタルの区別さえ付いていなかった。夜光虫は赤潮で単細胞プランクトン、ウミホタルは甲殻類でスカベンジャー。ウミホタルは広口瓶を使った仕掛けで採集できて、乾燥ウミホタル500gからルシフェリンを精製できるんだって!そうすればノーベル賞がもらえるかも。
    娘が夏休みの自由研究で夜光虫を調べるというので借りてみた。昔は本好きだったが、最近は読書禁止の刑に処されていて、ゲームと漫画ばっかりなので読書力が落ちているのか、読みこなせなかったようだ。

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著者プロフィール

生物学者

「2014年 『クラゲ 世にも美しい浮遊生活』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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