鉄道への夢が日本人を作った 資本主義・民主主義・ナショナリズム (朝日選書)
- 朝日新聞出版 (2015年10月9日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022630377
感想・レビュー・書評
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日本人は無自覚に鉄道の有用性を信じている。
資本主義、民主主義、ナショナリズム、この三つの要素が鉄道とともに日本独自の発展を遂げることになる。
最初は、鉄道でなくてもよかった。
それがいつの間にか鉄道でなくてはならい、鉄道は必ず役に立つ、そのような信仰が生まれてきた。
著者は香港人、外国から見ると日本の鉄道信仰は奇異に思えるのだろう。
外国に比べ、狭い国土に鉄道を張り巡らせることは尋常ではない。
そこが日本人の視点と違う。日本人は、鉄道ができたからこそよかった、という結果から鉄道の有用性を信じている。
なぜ鉄道でなくてはならなかったのか。
根本に立ち返った視点が新しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示