- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022630704
感想・レビュー・書評
-
ここまで考えて設計できるようにしていきたい。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学術的な視点でこどもと環境について説明されています。専門家から見た社会全体についての話がメインなので私の興味とはちょっとずれてた。
-
九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1441881
環境建築家の仙田満さんの著作本。こどもがどのような環境で育てば良い教育になるかや、こどもをのびのびと育てる環境について書かれている本である。 -
こどもを持っても、日々の選択の中で気がつくと大人の視点を優先していることに気がつく。家をリフォームするとき床は安価の塩ビでも問題ないと思い選択したがこの本を読み終えた時、とても失敗したなと思ってしまった。
実家で子供が畳の上で楽しそうに遊んでいると安心してみていられるが、自分の家では転倒したときに大怪我に繋がるのではと思い気が気じゃない。
本の中では、こどもにとって何が大切かが丁寧に書かれており、少し意識するだけでこどもの健やか成長につながると思う。
とても考えさせられる本でした。 -
こどもを育む環境、蝕む環境。仙田満先生の著書。こどもたちを取り巻く成育環境は年々目まぐるしく変わっている。成育環境の一部は良い方向に変わっているけれど、成育環境の一部は悪い方向にも変わっている。良い環境は残して、悪い環境は変えていく、そうすることでこどもたちの成育にとってより良い環境を整えることが、社会全体を良くすることに直結するはず。
-
環境建築分野、とりわけ、こどもの成育環境の研究・デザインに心血を注ぎ、多くの実績を残してきた筆者。「あそびは総合的な学習」であり、あそびを通して創造性、身体性、社会性、感性が開発され育まれる。
現代は物と情報にあふれているが、結果、ITメディアでのあそびに時間を費やすことで自然との触れあいと独創的なあそびの機会が減少し、自動車やベビーカーによるライド中心の生活が体力低下を招き、高層集合住宅により日常生活が地上から切り離されていく。
こどもの成育環境を「空間」、「時間」、「方法」、「コミュニティ」の要素に分類し、劣化しつつあるそれらを改善することをテーマにまとめられている。
建築的な視点にとどまらず、様々なデータをもとに解説と提案がなされている。自分自身がこどもだったころの生活様式を振り返りながら読むことをお勧めしたい。