- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022647207
感想・レビュー・書評
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巻末の解説にもあるように、意図的ではないというが実話を連想させる設定がされており、引き込まれ一気に読み切った。最後にあの世良先生が意外な役回りで登場し、呆気に取られた。続編も楽しみ。
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我が故郷の北海道が舞台。
あの世良先生の約20年後が話と聞き、一気に読んだ。
過疎地の医療の現状を改めて感じた。 -
バチスタシリーズはカレイドスコープまで全部読了済みなので、これがあのお噂の北の事件ね…!と。
ここからもあちらこちらのシリーズに糸が張られていて、時にニヤリとしつつ。
そうね…姫宮さんはやればデキル子なのよね!
もうちょっと出番多かったら嬉しかった~。
白鳥さんが出てこなかったのが若干残念(笑。
それにしたって医療費滞納にはゾッとしたり。
自分の命を預ける人達により多くを要求して、更に後足で砂をかけるようなことですよね…。
解説を書かれている村上智彦さんの『医療にたかるな』を関連書籍として読んでみたいところ。 -
☆4.0
北海道夕張市をモチーフにした地域医療問題と産婦人科クライシスの話。
こんな病院ホントにあったら大変だ、と思いながら読み進めたが、解説を読んでビックリ。ホントにあったんだ夕張で。
しかもすごいのが、作者は詳細に取材したわけではなく『イメージを膨らませ』、『なるべく非現実に書いた』らしい。
明らかに次に続く、という終わり方をしているので、少し残念な読後感だけど、続編の『極北ラプソディ』に期待している。
今中先生にぜひ頑張り続けてもらいたい。