新装版 極北クレイマー (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022647207

感想・レビュー・書評

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  • 巻末の解説にもあるように、意図的ではないというが実話を連想させる設定がされており、引き込まれ一気に読み切った。最後にあの世良先生が意外な役回りで登場し、呆気に取られた。続編も楽しみ。

  • 我が故郷の北海道が舞台。
    あの世良先生の約20年後が話と聞き、一気に読んだ。
    過疎地の医療の現状を改めて感じた。

  • バチスタシリーズはカレイドスコープまで全部読了済みなので、これがあのお噂の北の事件ね…!と。
    ここからもあちらこちらのシリーズに糸が張られていて、時にニヤリとしつつ。
    そうね…姫宮さんはやればデキル子なのよね!
    もうちょっと出番多かったら嬉しかった~。
    白鳥さんが出てこなかったのが若干残念(笑。

    それにしたって医療費滞納にはゾッとしたり。
    自分の命を預ける人達により多くを要求して、更に後足で砂をかけるようなことですよね…。
    解説を書かれている村上智彦さんの『医療にたかるな』を関連書籍として読んでみたいところ。

  • 久々のバチスタシリーズ。舞台は極北市と今までの桜宮とは違った場所。今回は財政破綻しかけの市民病院が舞台。田口先生同様、うだつのあがらない講師が病院の抱える闇に踏み込んで行くお話。
    今作も面白かったけど、次作の方がもっと面白くなりそうな予感。世良先生、速水先生、そして白鳥がどうか関わってくるんやろか。

  • ☆4.0
    北海道夕張市をモチーフにした地域医療問題と産婦人科クライシスの話。
    こんな病院ホントにあったら大変だ、と思いながら読み進めたが、解説を読んでビックリ。ホントにあったんだ夕張で。
    しかもすごいのが、作者は詳細に取材したわけではなく『イメージを膨らませ』、『なるべく非現実に書いた』らしい。

    明らかに次に続く、という終わり方をしているので、少し残念な読後感だけど、続編の『極北ラプソディ』に期待している。
    今中先生にぜひ頑張り続けてもらいたい。

著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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