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- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022647320
作品紹介・あらすじ
【文学/随筆】古井由吉『杳子・妻隠』、島尾敏雄『死の棘』、中上健次『岬』など、戦後を代表する文学作品の装画・装丁を手掛けた司修が、愛惜してやまない15冊の本についてつづる、「本の魔法にかかって、びりびりと感じたものの記録」。第38回大佛次郎賞受賞作。解説・堀江敏幸。
感想・レビュー・書評
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不思議な読書体験だった。読み始めて、ああ、これはきっと読み終えられないという直感がまずやってきた。
しかし、埴谷雄高、武田泰淳、島尾敏雄との交友録を読むにつれ、じわじわと面白くなってきた。こういう体験って珍しい。読めば読むほど面白いのである。
たいてい自分は、読み始めてつまらない本は、終わりまでつまらないとい思っている。ところが、だ。読み続けてこそ面白さを実感できる本というのが、稀にはあるのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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