本の魔法 (朝日文庫)

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  • 朝日新聞出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022647320

作品紹介・あらすじ

【文学/随筆】古井由吉『杳子・妻隠』、島尾敏雄『死の棘』、中上健次『岬』など、戦後を代表する文学作品の装画・装丁を手掛けた司修が、愛惜してやまない15冊の本についてつづる、「本の魔法にかかって、びりびりと感じたものの記録」。第38回大佛次郎賞受賞作。解説・堀江敏幸。

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な読書体験だった。読み始めて、ああ、これはきっと読み終えられないという直感がまずやってきた。
    しかし、埴谷雄高、武田泰淳、島尾敏雄との交友録を読むにつれ、じわじわと面白くなってきた。こういう体験って珍しい。読めば読むほど面白いのである。
    たいてい自分は、読み始めてつまらない本は、終わりまでつまらないとい思っている。ところが、だ。読み続けてこそ面白さを実感できる本というのが、稀にはあるのだ。

  • 祝文庫化!

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    「【文学/随筆】古井由吉『杳子・妻隠』、島尾敏雄『死の棘』、中上健次『岬』など、戦後を代表する文学作品の装画・装丁を手掛けた司修が、愛惜してやまない15冊の本についてつづる、「本の魔法にかかって、びりびりと感じたものの記録」。第38回大佛次郎賞受賞作。解説・堀江敏幸。」

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著者プロフィール

司 修(つかさ・おさむ)
1936年生まれ。画家、小説家。法政大学名誉教授。
中学卒業後、独学で絵を学び、絵画や版画をはじめ、絵本、書籍の装丁、挿絵など多岐にわたる作品を発表。また小説やエッセイ、脚本など文筆分野での活躍でも知られる。
1978年『はなのゆびわ』で小学館絵画賞受賞。 1993年 「犬」で 川端康成文学賞、 2006年 『ブロンズの地中海』で毎日芸術賞、2011年『本の魔法』で大佛次郎賞受賞。 2016年イーハトーブ賞受賞。

展覧会
1986 年『司修の世界』(池田20 世紀美術館)
2011 年『司修のえものがたり──絵本原画の世界』(群馬県立近代美術館)

著書
絵本:『河原にできた中世の町』(文・網野善彦、岩波書店)
   『まちんと』(文・松谷みよ子、偕成社)
   『ぼくはひとりぼっちじゃない』(作・絵 司修、理論社)
小説:『幽霊さん』(ぷねうま舎)
   『戦争と美術』(岩波新書)
   『空白の絵本 ─語り部の少年たち─』(鳥影社)
などがある。

「2024年 『さようなら大江健三郎こんにちは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

司修の作品

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