ソロキャン! (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.30
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本棚登録 : 712
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022650566

作品紹介・あらすじ

ステーキ、カレー、アヒージョ、ポトフ、ローストビーフ……ひとりで楽しむ絶品料理にお酒、そして何より焚き火が与えてくれる最高の癒し時間!『居酒屋ぼったくり』『ひとり旅日和』の著者によるソロキャンプの楽しみ方仕事のストレスが日々溜まっていく千晶。子供の頃から頻繁にキャンプを楽しんできたが、近年はめっきり足が遠のいていた。ストレス解消と癒しを求めて久々にキャンプを始めることにしたが……。絶品料理とひとりの時間を存分に楽しむ、本格ソロキャンプ小説。【目次】第一話 そのはじまり第二話 まずは日帰りで第三話 取り戻した楽しみ第四話 やぶれかぶれキャンプ第五話 焚き火呑みの夜

感想・レビュー・書評

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  • ソロキャンプを題材にするなんておもしろいなと思って手に取った本。
    著者は居酒屋ぼったくりで知った方だが、連続して読むとなんだか胃もたれしてくる文体。
    なんて~なの!とか、~だけど~、とか
    上司に対して一瞬だけタメ口になる場面ではヒヤッとするし、親子の会話なのに台詞が不自然に感じるところが多い。
    話し言葉も一般的な女性でそこまで女性的に話す人って少ないんじゃないか?
    居酒屋ぼったくり内での世界観かと思いきや、他の作品でも似たようなところが見られるからもうこれは秋川さん節と言う感じだろう。
    主人公は一人行動が主で女性的な話し方、固定観念が一部強くてそれを説明するところがある(それが言い訳がましく聞こえて読んでてめんどくさい)、車を持っていて運転が出来る、周りの人は主人公に都合のいい人が最初からいる、
    こういう設定が読んできた作品に共通していて、それが胃もたれに繋がっていく。
    あんまり作家読みってしないから余計に気になるのかも。
    著者とファンには申し訳ないが、気にかかる部分が多い。
    読み進められないので一章しか読んでないけど「読み終わった」ことにします。

  • ソロキャンシリーズ 第1弾

    第一話 そのはじまり
    第二話 まずは日帰りで
    第三話 取り戻した楽しみ
    第四話 やぶれかぶれキャンプ
    第五話 焚火呑みの夜

    大手スーパーの商品開発部に勤めるアラサーの榊原千晶。

    仕事のストレス解消のため、遠ざかっていたキャンプ、しかもソロキャンプに挑戦する。

    仕事の悩みを焚火と美味しい料理で晴らすには、ブランクによる苦労も。

    キャンプに行きたくなる作品。
    「ひとり旅日和」から恋愛の要素を抜いたような感じ。
    今後に期待。

  • キャンプには興味がない・・のか?子どもの頃、参加した記憶はある。飯盒炊さんが楽しかった思い出も。大人になってからはキャンプはおろか、BBQも数えるほどしかやってないかも。そんな私が秋川さんの本というだけで興味を持った。
    読んでいると、キャンプっていいじゃんって思えてくる。VIVA、秋川さん。

    主人公はOLの千晶。鬱屈した?毎日を払拭するために、10年ぶりにキャンプを再会することに。ギアの選定とか細かくて、こちらもやってみたくなる。
    アースオーブン、初めて知った!自分でも試してみたいな・・

  •  仕事の疲れを癒すため、会社員の千晶は一念発起、10年近いブランクのあるキャンプ、それもソロキャンプを始めることに。キャンプギアを一から揃え直し、焚き火と料理の材料も準備万端。まずはデイキャンプから!


     図書館本。
     ソロキャンプ小説というから、ゆったりと野外の風情を味わうような話かと思ったら、真逆。
     常に何かの手順(料理や買い物や準備やら)が並べ立てられ、せわしいことこの上ない。
     主人公が一番の楽しみと言っている焚き火も、ろくな描写が無く雰囲気ゼロ。最初と最後でちょろっと頑張って描写される程度。焚き火愛なんて全然感じられなかった。

     文章そのものもなんか……上から目線みたいに感じた。主人公の前向きなところも、美点というより承認欲求のようにしか見えない。これがキャンプ熟練者なの!って読者にアピールされてもなあ。

     んで、作者さんはたぶん、キャンプしない人でしょ?
     キャンプ場へ着いたらまず気になるのは、場所決めではなかろうか。焚き火目当てのデイキャンプであっても、隣との距離はほしいはず。
     それに、薪がはぜる音はしても、鳥の声、風の音、葉擦れ、川のせせらぎ……そういう音が全然しない。
     その辺りの描写が一切ないのが気にならないのは、すなわちキャンプをしない人、だからでは……?

     また、◯◯が面倒、✕✕が大変、といったネガティブな言葉が目立つ。
     それに加えて、「普通は◯◯なんだけど、私(主人公)はそうじゃなくて✕✕なの。なぜなら△△だから!」みたいな構文が非常に多い。誰に言い訳してるの? メンドクサイ人という感じがすごい。

     キャンプ小説としての面白味は無いが、アウトドア料理の話としてならまあ、有りかなあ。9割方、手順の羅列だけども。

  • キャンプ行きてーーー
    焚き火してーーー

  • 千晶の割り切り方は好きだが、
    仕事のできる女が、上司からのいびりや後輩のドジの面倒をみて溜まったストレスをソロキャンで発散!…という風に見えて、なかなか素直に物語を楽しめなかった。

  • 千晶が楽しそうで、作る料理も美味しそうです。ただ、キャンプメインの話なので、キャンプに興味がないと他に要素がない分物足りなくなるかも。

  • ホントにキャンプが好きなヒトが書いたと思える。
    職場で起こる出来事のほうはなんだか未消化で不愉快だったりするけど。シリーズ続くみたいだから、その後の展開でどうにかなるのかしら。個人的にキャンプには興味がないので、その部分に憧れとかは持てなかった。

  • アウトドアが好きで、一度は離れた千晶。ブランクを経て再びキャンプをする展開に、同じようにキャンプから離れてバーベキューをしていた自分も多分こんな感じで戻るのかな?と思いつつ読みました。続編も出ているようなので楽しみです。

  • 平日は仕事を頑張り、休日はソロキャンプでストレス発散する千晶のお話。

    苦手な人や失敗多めな後輩によってストレスを感じつつも、それなりにやり甲斐を持って仕事を頑張っている。
    程よく甘えられる距離にある実家には頻繁に帰省する。
    その様子は、ごく普通の独身女性だ。
    そんな千晶が休日に淡々とキャンプを楽しむ様子が、とても細やかに描かれている。

    ソロキャンプという体験自体の楽しさや魅力が、この本を読めば伝わってくる一冊。

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著者プロフィール

2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る。他著書に「居酒屋ぼったくり」(アルファポリス)他、「幸腹な百貨店」(講談社)、「放課後の厨房男子」(幻冬舎)などがある。

「2020年 『居酒屋ぼったくり5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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