- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022650832
作品紹介・あらすじ
初詣の帰り道、正月の終わりを感じて絶望し、バンドTシャツを着て「これで自分になった」と思う。季節の言葉や風物詩にまつわる気持ちと思い出をほのぼのとつづる、まぬけな脱力系エッセイ集。クスリと笑いながらも季節の行事が待ち遠しくなる一冊!
感想・レビュー・書評
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ゆるっと読める、津村先生流の歳時記。
もう共感の嵐!!笑
まるでサンリオのぐでたまを見ているかのような…(めっちゃ失礼!(笑))
癒やし度満点。
大阪に住んでいると馴染みのある地名やイベントも出てきて、大阪人の私は更に親近感が湧きました。
度々行ってるイベントに津村先生もいらっしゃるのか…
お話してみたい(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文庫になったので購入、再読。三宅香帆氏の解説もよい。津村ファンの思いをよく代弁してくれている。
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すーっと入ってくる文体がなんとも心地よい。津村記久子さんの著書はまだ少ししか読んでないが、ぜひとも注目して読んでいきたい。
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津村先生が四季折々のイベントや季語にまつわる話を書いたエッセイで、ぐるりと一年分
お人柄を表すかのような、ゆる~とのんびりした気持ちになれます
津村先生のエッセイのこの軽快な語り口が読んでいて心地いい -
季節の思い出をつづったエッセイ。絵がカワイイ。
子供の頃の思い出って、大人の今より季節との結びつきが強いような気がするな。ちょっとしたことって忘れてしまうので、印象に残っていくのがシーズンイベントになっているとも言える。そういった、夏休みやお正月のことなんかを思い出したり、少し前の会社勤めの頃あたりを思い出したりしながらすすむ。
苦手なのに避けられない『緊張のオシロイバナ』や、好きすぎて距離感が分からなくなっている『ツバメの縁結び』とかがおもしろかった。
あと「チョコレートは「チョコレート」という独立したジャンルであるように見受けられる」というのに、なるほどー、となった。 -
まるで友人の日記をこっそりと読んでいるような気にさせられる、親近感爆上がりエッセイ。
クスッと笑えたり、わかる〜と共感したり、そこ気にする?!とツッコんだり、気軽に読めるのでちょっとした休憩時間や通勤電車で読むのに最適。
個人的には、「非成果主義的GW」での”休みに対する成果主義を突き詰めると、海外旅行に行きつくのではないか。”という指摘について、一海外旅行好きとして、うーむ、これは痛いところをつかれたなと唸ってしまった。 -
クスリと笑ってしまう、表現力。
ただ、筆者もあとがきに書いているように、思い出話が圧倒的に多く、ちょっと飽きてしまった。