装丁問答 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.14
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本棚登録 : 200
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022733726

作品紹介・あらすじ

本の装丁は「時代」をうつす鏡。第一線で活躍するグラフィックデザイナーで装丁家としてのキャリアも長い筆者は、本屋さんを"徘徊"し、ジャケ買いを楽しむ。出合った装丁の魅力を、あつく語る、本を愛する人に贈るブック・エッセー。

感想・レビュー・書評

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  • [図書館]
    読了:2012/10/13

    本屋さんを徘徊する心地よさは、素晴らしい装丁の本に出会ったとき。電子書籍では味わえない。
    たしかに…。

    作家と装丁家の関係は、施主と建築家の関係。

    文中で言及されてるのに写真のない本が多数ある。また、文中で帯の出来のよさに言及されてるのに載ってる写真は帯なし、とか、なんか詰めの甘い感じがある。
    あと、作者がおじいちゃんだから、仕方ないのかも知れないが、「昔はよかった」「現代では失われてしまった良さがあった」みたいな回顧節が多すぎ。事実なんだろうけど。

  • 本当に本が好きな人なんだな、この方は。
    長友さんという方を始めて知ったのだけど、とても好感がもてた。
    この本に紹介されているのは装丁家がジャケ買いする本。
    私の好きな装丁家さんの手がけた本も紹介されていて、なにやら無性に嬉しい。

    本題に入る前の話が長いのもちょっと可愛いなぁと思ったり。

  • 装丁のプロである筆者による装丁のレビューです。
    新聞や雑誌に連載していたもののようです。

    これは最高に面白いですね。
    僕にとって評価に値する(えらそうに)本というのは、僕を動かすものです。
    育児書だったらわが子に会いたい!って思わすものだし、動物本だったらとにかく動物園に行きたい!と足を向かわせるもの。
    新しいことをはじめるのではなくって、いつもの日常をいつものままでグッと面白くしてくれるもの、そういう本が大好きです。これはそういう本。

    読み始めはふつうに楽しい時間つぶしといった気分でした。
    本当に★3つくらいの感じ。
    ところがこの本は僕のこれからの本人生を変えた。もう過去形で言い切っちゃてるよw
    50年後に振り返っても間違いなくターニングポイントだ。

    装丁、ブックデザイン・・・興味はあったけどよく知らなかった。
    表紙、見返し、中表紙、奥付、帯・・・紙質、フォント、etc.
    なんというドラマチックなんだ、装丁。
    やっぱ本ってすげーすよ。すげー。

  • まだジャケ買いしたことはないけれど、装丁を見るのはスキ。平台とか、いいなあ、と思いながら見る。装丁という仕事への愛と誇りが伝わってくる。

  • モノとしての本より、内容に興味あり、だが、装丁へのこだわりがつまったこの本を読むと、読書とは自然に本の個性、心地よさも味わう複雑な行動であることをに気づきました。だから電子書籍に移行したくないのです。図書館の本が保護セロハンに包まれているので、手触りが皆同じなのが残念なのも、個性がないから。
    作り手の思い伝わり、読書の楽しみが深まります。

  • 読みやすい。
    最近面白い本ないやと思ってたけれど
    もっと探してみるべきかも
    と思わされた。

  • 長友啓典が装丁の魅力をあつく語る。

  • <閲覧スタッフより>
    グラフィックデザイナーであり、装丁家でもある著者が出会った「装丁」について語り尽くすブックエッセイ。
    「「これだ」と思った装丁本を購入して内容のつまらない物に出くわしたことがない」(はじめにより)
    読めばあなたもジャケ買いしたくなる!?
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    所在記号:新書||022.5||ナカ
    資料番号:10203240
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  • 新書文庫

  • 2014年10月14日、津BF

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著者プロフィール

アート・ディレクター。1939年生まれ。日本デザインセンターを経て、1969年、黒田征太郎とデザインスタジオ『K2』を設立。エディトリアル、各種広告、イベント会場のアートディレクター、小説の挿絵、雑誌のエッセイ連載など幅広く活躍。

「2016年 『「翼の王国」のおみやげ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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