金融のプロに騙されるな 生命保険・投資信託との正しいつきあい方 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022734839

作品紹介・あらすじ

「資産を減らしたくない。できれば少し増やしたい-」超低金利時代に、切実に願うあなたをプロは狙っている!金融機関・FP・評論家・メディアの「罠」をどう見抜くか?本当に必要な保険とは?投信の間違いのない買い方は?個人投資家が知っておきたい、損をしない知恵を伝授する。

感想・レビュー・書評

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  • 退職金で金融機関が提案する商品を買うな。着眼するのは手数料。運用のことがわかる人なら毎年3%かかる商品が資産形成に適しているとは考えない。保険商品では手数料が開示されていないが、まず高いと思って間違いない。

  •  第1部「金融機関に騙されるな」、第2部「金融業界周辺は信じられるのか?」、第3部「こうすれば自分のお金を防衛できる」を、保険編と投信編の各々について書いている。

     保険編については、保険の売り手(来店型保険ショップも含む)が販売手数料を収益の源泉にしている限りは客である自分との利益相反が起こることを知っておかなければいけないということと、勉強嫌いで他人任せでどこかに美味しい話があると思ってる人は騙されやすいので売り手に相談してはダメということ。

     投信編については基本的に当たり前の内容ばかりだったが、ちょっと笑ったのは、「優れた運用方針を持つアクティブ投信を選ぶことができれば、厳選された銘柄に投資するのですから、インデックス投信よりもずっと魅力的」という下りで、バートン・マルキールが「ウォール街のランダム・ウォーカー」で書いている「優れたアクティブファンドを選ぶことは極めて困難」に対して説得力ないなあということ。

     保険編は星5つ、投信編は星2つで、中を取って星4つとした。

  • * 読了日20180506
    * 購入日20130531
    * 帯の情報。
    * > 売り手側の事情と手口

    # 読書メモ
    * 生命保険についてのところがおもしろかった。

  • 字が少なく、分かりやすく、実用的な本だった。

  • 保険販売の様々な場面を裏から解説。保険は宝くじ。投信は流行りで回転販売。手数料はよく確認する。償還されずに長期で複利運用できるものが良い。他人に任せず勉強する。

  • こないだの『家計破綻に勝つ』を読んで、保険のこと知ろうと思って借りる。確かに「保険に入らない」っていう選択肢ありきで考えなきゃだよね。

  • 保険も投資信託も、与えられた情報を鵜呑みにするのではなく、本質は何か、自分に合っているものは何かを自ら分析して判断する必要があるということを強く感じさせてくれた一冊。

    何に関しても言えることだが、自分の状況は自分が一番よく分かっているので、人任せにせず勉強しながら自分にとって納得のいく選択をしていきたい。

    景気が低迷している今、預金だけでなく投資によって自分の資産を守ること、長期的に増やしていくことの必要性を感じる。

    ただし、運用の目的は、ただお金を増やすことではなく、必要なときに使えるお金を準備すること。子どものため、老後のため、余裕資金で目的を持って少額から運用してみたい。

    ※気をつけたいこと
    信託報酬→インデックス0.3〜0.5%、アクティブ1〜1.5%、販売手数料→無料、純資産→大きさよりも増えているか、運用実績3年以上
    など、避けられるリスクや無駄はは可能な限り避ける。

  • 保険にしろ、投信にしろ、
    売る側の考えを知ること。
    その上で自身のリテラシーを上げていくことが大事。

  • 似たような本を連続で読んできてしまったので、似たようなことが書いてあるなぁ、
    くらいの感想になってしまうのですが、
    金融についての本をあまり読んだことがない、という方はためになるのではないかと思います。

    割と広く浅く保険や投信について書いた感じなので、これだけで十分とも思えないですが、
    入門編だと思って、理解を深めるために本書で紹介されている他の本を読んでみるといいかもしれません。

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著者プロフィール

「保険相談室」代表
1959年生まれ。長崎大卒。95年アパレルメーカーから日本生命へ転職。約10年、営業職として在籍。2005年より複数の保険会社の保険を扱う乗り合い代理店へ。12年より現職。保険の有料相談、執筆、講演等に従事

「2021年 『生命保険は「入るほど損」?!<新版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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