使える地政学 日本の大問題を読み解く (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022736659

感想・レビュー・書評

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  • 地政学というか、世界情勢の本。役に立つ。

  • 中東問題についての、欧州の思惑を含めた解説を読みたい、というのが、氏の著書を買い続けるモチベーションかな。

    日本のメディアの、中東に関する報道は事実を伝えるだけで精一杯、という感じがある。

  • 地政学がブームと言ってよい状況であるが、
    皆さん納得感のある説明で分かりやすい。
    読後、その先を読めるかとなると、
    なかなか難しいものがある。

  • あっという間に読み終えられる、地政学の、最新事例への適用ということで、正直、佐藤優氏は好きではないのだが、サクッと通読してみた。

    この本に説得力のあるとすれば、ロシア語に堪能な佐藤にしかきちんと読み込みえない、ロシア国立大学の地政学の教科書の考え方で貫かれているからだろう。

    そして、筆者本人の肉親が沖縄出身ということも大いにプラスの方向に作用している、沖縄の分析ー地政学的ベクトルと政治的ベクトルがぶつかり合って交わりそうにないという分析ーが、間違いなくこの本の白眉だろう。私は沖縄戦に関す得る本をなん十冊と読んできたので、佐藤氏には共感できる。

    繰り返すが私は佐藤氏の文章があまり好きでない、過激だからではなくて、この本にも朝日新聞がたくさん引用されている、その偏頗な感じがだ。

    しかし、新書で読んだ地政学入門より新しく、かつ、外交に携わってきた筆者の面目躍如とした、それなりに読みごたえのある本として、本書を評価する。

  • 元外交官の佐藤優が書く、地政学について。
    2016年出版。

    現在問題のある事象を中心として書いてるので、タイムリーで説得力があった。

  • 丁寧に読まないとわかりにくい。
    基礎知識不足のため?

  • 『〈われわれの記録に残る人類の歴史がはじまってから、これでほぼ千年になる。が、この間に、地球上の重要な地形はほとんど変化していない〉

    ゆえに、国家の振る舞いは地理的諸条件に制約される。それはイデオロギーに先行する。つまり、地理的諸条件にもとづいて導かれた選択肢の中から、国家は最も利益にかなう行動を選ぶことになるのだ。』

    この前読んだ『新・100年予測』の補足にちょうど良い。

著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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