新書621 悪の正体 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022737212

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすく面白かった。たくさん知識を持っていてそれを積み上げて自分の言葉で説明する感じでした。具体的な勉強術も書いてあって良心的でした。

  • どのような状況であっても、自分が犯した悪を、善であると強弁してはならないということだ。悪の現実を、等身大で見つめ、その責任を自覚することが重要なのだ

    受けるよりは与えるほうが幸いである 使徒言行録 第20章35節

    聖書的な知識や背景を持たない日本人には、あのビルが崩れる様子を見ても、ただ物体としてのビルの崩壊にしか見えなかったかもしれません。けれども、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教的な土壌で育ったものからすると、アメリカが神に反逆しているために神の怒りを買い、殉教者たちの手によってツインタワーを崩壊させるという形で破壊がもたらされた、ということが含意されているのです

    聖書 雲の中に虹が現れる 平和のシンボル
    中国 虹が出ることは天変地変、内乱の前兆

    ドストエフスキー 国家に対して怯える人間へと変貌し、過剰に保守的な発言をするようになった

    行動と考えに乖離がないか

    専門家と称する人物の行動を見続けよ
     自然科学のものの見方のなかにも、その時代に流行った思想が反映されるものだ。悪について日々思考をめぐらせていると専門家や言論人の発言と行動の裏にある「真のねらい」がみえてくる。正義を語る人には気をつけなければならない

  • アマゾンで発売前に見て面白そうだと思い、本屋さんで立ち読みをして買った。読んで意外だったのが、(笑)という表現を何か所か使っていたこと。

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著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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