消費低迷と日本経済 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022737397

作品紹介・あらすじ

【社会科学/経済財政統計】雇用条件の悪化、格差、国債累積……、現代の日本が抱える深刻な問題の根源は、すべて「人々が消費をしないこと」にある。株価や地価が高騰する一方で、なぜ私たちは豊かになれないのか。停滞のすべての謎を解き明かす決定的処方箋。

感想・レビュー・書評

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  • 消費低迷と日本経済読了。日本の長期不況の話であったが、知識がない私でもわかりやすく読みやすい作品でした。消費税の増税やマイナス金利と言ったワードをニュースで聞きながらただ日々を過ごしていたが、そういったことが日本経済にどのように影響を与えるのか日本人として考えないといけないと感じました。日本は今供給力はあるが需要が少ないために国内の消費が増えず長期不況に陥っているとのことでした、そのためにはどのような政策が必要なのか考えるだけでも次の選挙への投票先とかも変わりますよね。意識して生活しようと思いました。

  • 【本書の特徴】
    1.同じ主張の繰り返しが多い。新聞の連載コラムを中心に他の2つの論説を加え、さらに加筆したもの、とあるので、主張の繰り返しは仕方ない面もあるが。
    2.主語の省略が多く、主語が判然としない文もある。また、こそあど言葉が具体的に何を指しているのか必ずしも明確でない場合も多い。これらは本来、編集者が著者に指摘し出版前に改善すべきもの。
    【本書の良い点】
    アベノミクスがいかに的外れかがよく分かるところ。

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著者プロフィール

小野善康

大阪大学社会経済研究所特任教授。1951年(昭和26年)、東京都に生まれる。東京工業大学工学部社会工学科卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。武蔵大学助教授、東京工業大学教授、大阪大学社会経済研究所教授・所長、内閣府経済社会総合研究所所長などを経て、現職。大阪大学名誉教授。専攻、マクロ動学、国際経済学、産業組織。著書に『寡占市場構造の理論』『国際企業戦略と経済政策』(日経経済図書・文化賞受賞)、『貨幣経済の動学理論』『不況の経済学』『金融 第2版』『景気と経済政策』『国際マクロ経済学』『景気と国際金融』『誤解だらけの構造改革』『節約したって不況は終らない。』『不況のメカニズム』『成熟社会経済学』『消費低迷と日本経済』など。

「2022年 『資本主義の方程式』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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