ガールズ・アンダーグラウンド (朝日ノベルズ)

著者 : 秋口ぎぐる

• 朝日新聞出版 (2010年6月18日発売)

作品紹介・あらすじ

15年前、K市を中心として恐るべき"大感染"が起こった。やがて"重症者"が"軽症者"の上に立つという逆差別の社会構造ができあがる。ペーパーレス化が進む中、Bランク市民の少女・萌絵は古い印刷機を使い、アナログの地下新聞を作ることで反政府活動に加わる-。"閉ざされた世界"の秘密に少女たちが迫る、近未来サスペンス。

感想・レビュー・書評

[kitnさんの感想 · 2011年12月6日]

いかにもジュブナイルの、誇大表現のない淡白な書き口だった。ストーリー展開も同様に淡白だったが、世界観が図式的なきらいもあるが重厚で楽しめた。ラスト、既得権益を固守する政府と正義・平等を目指す反政府という図式からはみ出る展開も非常に好ましかった。

[shunansさんの感想 · 2010年10月12日]

15年前、K市を中心として恐るべき“大感染”が起こった。やがて“重症者”が“軽症者”の上に立つという逆差別の社会構造ができあがる。ペーパーレス化が進む中、Bランク市民の少女・萌絵は古い印刷機を使い、アナログの地下新聞を作ることで反政府活動に加わる―。“閉ざされた世界”の秘密に少女たちが迫る、近未来サスペンス（「ＢＯＯＫ」データベースより）

↑これを読んで、結構重厚な話を予想していたのですが、予想に反してあっさり風味なお話でした。
「ふんふん、あ～、そうなの～」とうなずきながらさくっと読了。
なんかあっさりしすぎで後に何も残らない感じ。
ゲームっぽい登場人物にもあんまり魅力を感じなかったな。
特に活躍するでもなく、突然あっさり死んじゃう子もいるし。
イラストに惹かれてのジャケ借りって部分もあったんだけど、ちょっと物足りなさを感じた一冊。